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嫁への愛が止まらない

嫁への愛が止まらない。

人生100年時代と言われる今、技術や科学、歴史は日々進歩していて、かつては日々を生きるだけで精一杯であった我々人類も生き方を選べるようになった。

しかし俗にいう「生きる上で大切なこと」は古来より変わらず、人々の価値観の中に根付いていると私は考えているし、その大切なことを見失わないことで真の幸せを得られるのであると確信した上で、日々の出来事に感謝をしながら今日も元気に仕事に追われている。

その「大切なこと」の一つに、愛がある。

他者を愛せないものに、周囲の人々からその恩恵を受けることは決して叶わない。

しかしながら私もあなたも聖人君子ではない。

全ての人々に自身の愛を与えることは難しいし、そもそもこの世の全ての人間と出会うにはいささか人間の寿命は短すぎる。

故に一期一会と言った美しい言葉が存在し、その出会いの中で親しくなったり大切にしたいと思える人がいることが何より尊いことであるのではないだろうか。

前置きが長くなってしまったが、私はその愛を今嫁に全てと言って差し支えないほど注いでいる。

彼女がどのような人間かをここで語ることを許されたなら、人類史で最も文字数が多い記事としてギネス記録を更新すると確信しているが、そのような記事を作っている間にまた知らない彼女の素敵な部分を見つけてしまうため、永遠に公開に至らないだろう。

それ故に簡潔に紹介する。

まずとても美人である。凛とした面立ちは絵画に描かれた女性が現代を楽しみに額縁を抜け出してきたのではないかと思うほどだ。

綺麗な景色はもちろん、自室にいる時にもその姿は映える。周りの世界ごと、彼女の私物のアクセサリーなのではないかと錯覚してしまう。

そんな彼女が笑顔を浮かべた時には途端に柔らかな雰囲気になり、日頃張り詰めていた心と肩を解きほぐしてくれる。

ファッションセンスも飛び抜けて高い。かっこいいファッションが好きで、特に好んでいるパンツスタイルが高い身長にマッチする。

それだけではない。彼女は私の服ですら私よりも着こなす。何気なく部屋着を貸した時のことだ。初めて私の家に彼女が来た時だった。今でも覚えている。

部屋着を貸したはずなのに、そのままファッション誌の表紙を飾っても差し支えのない姿になっていたのだ。これには私も驚いて野太い声でええええええ!?!?!?と叫んでしまった。深夜2時だ。同じアパートの住民にはさぞ迷惑であっただろう。ここで謝罪させていただく。申し訳ない。

声が好きだ。初めて出会った時に聞いた涼しげで芯のある低い声も、いつしか二人でいる時にだけ聞けるようになった優しくて柔らかい声も、びっくりした時にあげる上質なバイオリンのような高い声も、聞く度に幸せだ。

彼女が一文字口にするたびに好きだという気持ちがどんどん大きくなっている。誇張ではない。

まだまだあるが、今回はこれくらいにしておこう。

そんな彼女に対して私は言葉で気持ちを毎日1000は伝えているが、それでもまだ伝えきれていないと思っている。

中にはそんなに五月蝿く言われるのは考えただけでも鬱陶しいと思う方もいるかもしれない。

しかし嫁は笑顔で「ありがとう。私も好き。」と言ってくれる。

なんと喜ばしいことではないか。

こんな日々が続けばいいと思っている。

全てを捧げて尚捧げきれない思いになる、そんな女性に気持ちを言葉で伝える度笑顔になって貰えることこそ、世の男が手にする最高の幸せであると、私はそう思わずにはいられないのである。


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