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サークル初参加のコミケで迷走した件その3

血迷って大量の同人誌を印刷し、何かおかしいぞ?と思いつつ迎えたコミケ当日。

いよいよコミックマーケットの開場です。
サークル参加の方やアーリー入場の方がチラホラと開場内で動き始めいよいよか!?の空気が漂ってきました。
10時半、ここから1分に1冊ペースで頒布しないと詰みます。
でもお誕生日席はバカ売れするから!!との言葉を信じ準備万端で待ち構えます。

開場からしばらくして宝の地図を片手にコスプレしてるめちゃくちゃ可愛いお姉さんが突進してきて1冊を手に取ってくれました。
おおおおおお!売れた。
売れましたよ、記念すべき一冊め!!!!
大興奮です。
あと数百冊残ってますが千里の道も一歩からですよ。
ありがとうございます!ありがとうございます!
このご恩は一生忘れません。

ふと時計を見ると開場から15分以上経ってますね。予定ではもう15冊は頒布してるはずです。
この辺りでちょっとヤバい現実がよりリアルにのしかかってきます。

このままのペースだと大量の在庫を持ち帰ることになります。
いやでも初参加だし仕方ないよねと諦めの気持ちで周囲を見渡すと、向かい側の壁サーには長蛇の列。
これぞコミケ!
すごいです。めちゃくちゃ並んでます。
そして振り返り同じ島を見渡すとどこにもF1のピットインのような光景はなく、どのサークルも笑顔で楽しげに参加者と談笑し頒布しています。

ん?
んんん?

聞いていたのと違うぞ。
いや今はそんなことを考えていても仕方ない。
この窮地を脱する方法を考えるんだ!
今更考えても無駄なんですが。

そういえば、コミケ恒例の最後尾札も必要と言われ出力してラミネートしてきたんだった。
ふと向かいの壁サークルさんの列を見ると、最後尾の方はコミケスタッフさんが用意してくれた最後尾札を掲げています。
あ…
壁サーでも自前の最後尾札なんて作ってないんだ。
何やってんだ私wwwww
今私の目の前に列などできていないだろ!
自分の行動が間抜けすぎてだんだん面白くなってきました。
ごめんねラミネートした不要の札。
これも経費がかかってるんだよ、タダじゃないんだよね。
笑うしかありません。

今回はオリジナルのカテゴリだったので、本以外にも普段地方のイベントに出展するときに持参しているハンドメイドの猫オモチャも持ってきていました。
猫さまがすごく戯れる猫じゃらしです。

これが窮地を救ってくれました。
本の量が半端なかったので小さめのダンボール1箱分だけ持ってきています。
これが完売すれば何とかなります(すでに本は諦めている)
気持ちを切り替え、ここからは足を止めてくれた方には猫じゃらし屋としてお声がけ開始です!

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