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育児と暮らし

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子どものことや、日々の暮らしから感じたことを集めました。短いエッセイです。気軽にのぞいてみて下さい。
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2020年3月の記事一覧

主婦は、なんでもやらなくちゃいけないけれど、出来なくちゃいけない訳じゃない。

子供の頃は、あまりお手伝いをしない子供だった。正直、主婦の仕事をなめていた。そもそも、うちの父は学歴の低い母をいつもバカにしていたところがあったし、男尊女卑世代だったように思う。女は家のことをして当たり前、でも働きにはでて欲しくないみたいな風潮があったと思う。 自分が主婦になって思うことは、家事ってたくさんの種類があるのだなぁということ。1人暮らしをしていた時代もあったけれど、その時はそこまで家事を意識したことがなく、正直どうやっていたのか覚えていない。家庭を持ってから、家

人の温かさが宇宙を救う

わたしは昔から夕日が好きだ。オレンジ色に染まる空はぬくもりを感じさせる。 「橙木輝」という名前も、夕日のイメージからつけた所がおおきい。 温かい家庭というのは、簡単なようで難しい。特に、あわただしい現代においては、気がつけば冷たいものに囲まれた生活になってしまいがちだ。 人はある程度のゆとり、余裕がないと温かくいられない。自分の手のぬくもりさえ感じられなくなってしまう。 何に触れたいかを意識して生活していないと、どんどんと体が冷えてしまうなと思った。 ほんとうに大切

ありがとう、ふるさと。

ふるさとに帰ってきた。今までにないくらいに帰りたくてウジウジしていた。手足がジンジンしてきて枯渇していたカラダにエネルギーが入る。そんな気がした。肩に乗っかっていたものが一気に取り払われて、自由になった。心が軽い。昔買ってあった、自己啓発本を読んだりした。ずっとネガティヴで、神経質に張りつめていた心が和らいでポジティブに変わる。ふるさとってすごいな。 私が選んだ道は故郷に残るではなかった。若い時は故郷の良さがあまり分からなかった。出たからこそ分かるのかもしれない。 明日か

錦糸玉子が上手く焼けない

はじめて、ちらし寿司を作った。 ひな祭りに向けて前日から下ごしらえをした。 体調が良くなくて、何度も横になりながらした。母からの電話で、そんなことを話すと、「何でそんなことするの?」と言われて、「ホントなんでだろうワタシ」と思いながら、娘と過ごすひな祭りに浮かれているからだと思った。 昔からよく母がちらし寿司を手作りしてくれていた。チョチョイのちょいで、出来上がるもののように感じていたら全然違っていた。 ちらし寿司とは、手間のかかる食べ物だった。 特に難しかったのが、錦