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3-18. 出入り禁止の添乗員

「へえ?何か悪い事でもしたの?」

湖の水面上を余裕な顔で
エレガンスに浮かんでいる白鳥

しかし、その水面下には
必死の気で働く
足の苦労があります。

旅行業界の裏面もそうです。

添乗員なんて
基本的には
雇われる旅行会社側の
方針に従うのは
当然だが、

たまには、
人によっては
旅行会社の方針や傾向に対して
強く、繰り返して
反論を起こしたり、
改善を求める人もいます。

ケバケでもありますが、
そういうほどんどの添乗員は
企業(旅行会社)側より、
お客様側から、
あるいは、第三者の側から見た、
企業に縛られた(?)所属社員より
自由な視線からの議論です。
ある意味で、
派遣添乗員だからこそ可能な
順機能(?)とも言えるかも。

労働者でもある添乗員の権益の為に
声をかける事もあります。

お客様や関連業者たちと接しながら
第一線で体感するツアー現場の温度や現実を基盤にして
効率アップの為、
全てのリスクから守る為の
皆の安全を考えて
強い声を出す添乗員もいます。

しかし、
組織社会では
その様々な声が
全て受け入れることは
中々難しい。

たとえ、正しい意見であっても
現実的には
個人より組織が優先しなることも
多いです。

そういう理由で
そう議論が激しくぶつかり、
組織はその個人を排除し、
「特定旅行会社に出入り禁止処分(仕事排除)」される添乗員もいます。

僕の同じ所属会社の先輩も確かに何人か…
ツアーに呼ばれない添乗員は
仕事を失う致命的な損ですが…

そう彼らは
仕事に排除される覚悟の上
信念をもって
苦言したと思いますので

人によっては
ゆとりもない、
理解出来ないかもしれないけど、
僕は
とても勇敢な人だと思います。

そういう人々がいるおかげで
企業の政策は
何となく
徐々に
徐々に
より安全確保、
より効率的に、
より現実的に、

企業の利益より、
より消費者(お客様)を
より労働者(旅行業従事者)の権益を
考える傾向に変わります。


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