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42.福岡出張作業、一人旅(1月5日)仕事を終えて…東京からの異邦人

※サブビジネスである業務代行の一環としてコロナ禍で戻れなくなった外国人の空き家やトランクルームを代わりに片付けています。

本文は1月3日〜6日間、福岡トランクルーム片付けの依頼を受けて、東京から旅を兼ねて出張に行った話です。

出張&旅3日目
<本日のプラン>

天神地下街→福岡市赤レンガ文化館→一蘭本社本店→旧福岡県公会党貴賓館→福岡城跡→大濠公園→福岡PayPayドーム→シーサイドももち海浜→福岡タワー→天神(ホテル)

福岡城跡から大濠公園は
緩やかな下り坂で、道路を面して自然に繋がっていた。

公園面積の約60%が水で構成されているのがヒントだ。

そう、
大昔、築城した城の外輪堀の痕跡だ。
敵の侵入を防ぐだめの物が、
今は市民の安らぎを提供する平和な物に使われる

広い湖を冬を迎えてこの地に訪ねた鳥の群れが
ゆうゆうと過ごす。

見るだけで座りたくなるベンチで一服、
無口で湖を観る
柳の柔らかい枝がゆらゆらとする

自分はとうやって今
ここにいるんだ。

なぜここにいるんだ。

ここで何をやっているんだ。

自分が歩んで来た
今までの道は正しいなのか。

正解はない。

後悔も未練も無駄…

決めたら
裏を見ず
前向きで行く

それだけだ、
それだけ…

後悔も未練も
人生というあっという時間では
無駄なのだ。

今の目標は
はるかに遠く見える
あの福岡タワーへ行くこと。

一方、公園には市立美術館もあり
バン・ゴッホ展が…
旅中出会う思いかけない展示会は
旨をドキドキさせる

いつの間にか街灯が光る1月…
冬の昼間は短くて寂しい

歩いて歩いて
海へ向かう

大濠公園を抜けたら
幅狭いせせらぎが見えた

歩くほどせせらぎの幅は
どんどん広がって
もうせせらぎでなくなる。

そうやって
先までせせらぎと呼んだ物は
小さな川は
更に広がって

冬風邪に軽く載せられた
香りと共に

博多湾が近いというのを知らせる。
その後目の前には

古代ローマ円型競技場を思い出す、
都合によって数回の名前変更になって
現在はペイペイドームと呼ばれる
ホークスの心臓が立っていた。

1993年4月
当時この惑星初の開閉式ドームだったという

シーズンオフは残念だが、
逆にガラッとした周辺をじっくり回ってみるのが出来たのはラッキーと言えるのか。

1階正面には1軒のラーメ屋があるのも、
外部ベンチに
もう大人になったはずの子供たしのハンドプリントがあるのも、

考え方によってはグロテスクチックにも感じる

王貞治監督をはじめ
外惑星を含む著名人たちの実物手の
青銅模型も

オーションビューの球場の立地も

球場を見守ってくれるような
穏やかな微笑みの観世音菩薩像がある
妙な風景も

全てを五感から感じて


やっと今日の最終目標が目に入った。
やっと今日の終着が見えた。


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