ゴリラの惑星とゴリラピクニック/私小説⑥-6公僕/ストレスジャンププール
バナナ食堂の外、喫煙場所で、ゴリラから火の付いた煙草を、差し出された
「おれは、煙草は…」
「いいから、受け取れ。
時間がないから、手短に言う。
見廻り隊の悪党を相手に、よく渡り合っていた。
おまえさんは、すごい人間だな。
あの悪党はな、些細な落ち度や不備を見つけては、法令の拡大解釈をして、皆を苦しめ追い詰める、最低のクズだ…
これから起こることに、なんとか、対応してほしい。
打ち合わせをする暇もないが、人間のおまえさんでないと、ダメなんだ。
おまえさんなら