台湾の軍事力「台湾空軍のいま・2021」台湾有事を想定し近代化【#1】【ゆっくり解説】

台湾有事が危惧される昨今ですが、
台湾空軍はかつて、戦闘機における空中戦で「世界で最も強い空軍」のひとつでした。
1950年代から60年代には、台湾海峡において中国軍とのドッグファイトを何度も繰り広げ、その撃墜・損失比は「43対2」と圧勝しています。
また現在においても、F-16ファイティングファルコンやF-CK-1経国などの戦闘機を駆使し、実弾射撃には至らない追い返すだけのドッグファイトが多発していることもあり、高い練度を維持していると思われます。
しかし近年では、増大する中国の軍拡に対応できず、米国から最新鋭機も売ってもらえないため、戦闘機の数や質において劣勢となっています。
今回は、そんな苦しい状況に追い込まれた台湾空軍の、主要な戦闘機やその他の軍用機、また、実は世界有数の防空網を誇る防空システムなどの装備を全2回に分けて解説します。

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