台湾の軍事力「台湾空軍のいま・2021」防空網は世界2位【#2】【ゆっくり解説】

台湾空軍のいま・第二回の今回は、世界有数のカバー範囲と配備数を誇る、台湾の防空能力を解説します。
台湾空軍はかつて、「世界で最も空中戦に強い空軍」のひとつでしたが、近年では、中国空軍の大増強に対応できず、数や質において劣勢となっています。
そんな苦しい状況に追い込まれた台湾空軍ですが、
戦闘機で対抗できないなら、防空システムで落としまくればいいじゃん
という事で、近年では戦闘機によるスクランブルの代替手段として、主に地対空ミサイルによる警戒が行われています。
実は台湾は、防空ミサイルの密集度が世界2位の防空大国で、常に中国の脅威に晒される台湾では、網の目のように防空システムを配備しており、台湾本島をミサイルによって要塞化している、といっても過言ではありません。
ちなみに世界1位のミサイル密集度を誇るのは、あの有名なアイアンドームを有するイスラエルですが、台湾軍についても、近距離ミサイルなども含めた数を全て合わせると、数万発のミサイルで守りを固めており、地対空ミサイル基地も20か所以上に達しています。
それでは台湾が運用する主要な防空システムを紹介しましょう。

・スカイフォース(エリコンスカイガード)oerlikon skyguard
・パトリオット(PAC2 / PAC3)
・天弓2号・3号

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