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実践→気づき→知恵→

先日、高野登さんのセミナーを受講したあと、以前の受講記録を読み返しているところです。
はじめて高野さんのセミナーを受講したのは、平成23年ですからもう9年前です。高野さんは、大切なことは繰り返し話されていますが、必ず社会情勢の変化やその時々の問題を的確に捉え、最新のエピソードを交えて話されるので、引き付けられるのです。

自分自身の言葉や態度を通して、「人に何かを伝える人間が常に成長していなければ、提供するものが色あせてしまう」ということを伝えてくださっているので、気が引き締まる思いがします。

ノートを見直して確認したかったのは「アイデア(感性)を磨くために大切なこと」というお話の内容です。

「アイデア(感性)を磨くためには、誰もがやっている当たり前のこと、誰もが見ているありきたりのことを誰もがやらないレベルでやる、誰もがやらないレベルで見る」
つまり、目の付けどころを変えていくトレーニングを重ねることが必要ということです。

違った行動パターン、違う行動を取ることによって、自分の中に別のスイッチが入るようになります。
きっかけはちょっとしたことですが、それを取り組み続けることによって、気づきが生まれます。成果を出すためには、気づきを重ねながら行動し続けることが重要なのです。

9年前に、このお話を伺って、ちょうど使い始めていた「ほぼ日手帳」をとことん使い続けてみようと思いました。
継続し続けることで、たくさんの気づきが生まれました。ただ記録をつけているだけですが、その記録を、読み返してもわかりやすく、読み直すときに探しやすく、書いたことを発展するために、どんな工夫をすればよいかが見えてきました。
アナログからデジタルに変わっていく中で、あえてアナログにこだわる理由は、便利さや快適さよりも、自分自身の進化が最も重要だと考えているからです。

私自身は、これからどのように進化していきたいのか?
これまで取り組んできた仕事について、ただ担当してきたのではなく、どのような成果を出してきたのか?
これからさらに力を注いで取り組みたい仕事は何か?
その仕事を、誰に提供したいのか?
提供する相手の期待に応えるために、どのように進化させていく必要があるのか?

仕事の礎になるこの思いや考えを明確にするには、かなりの時間が必要です。
コロナのおかげで、ブートキャンプや手帳に記録をつけるように、少しずつ少しずつ考えや思いを明確出来ています。

実践を繰り返し、気づきを深め、知恵をつけながら、確かな言葉でこの問いに答えられること。
クライアントはわたし。私のための仕事に取り組んでいます。


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