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13. 勉強以上に大切なこと

数学については、それ以降も問題を解くのも勉強を見てやるのも辛いなーと思うばかりでした。

「ごめんね。数学だけはお手上げだわ。母さんに任せて!って言ったのに、ホント申し訳ないよ」

「いいよ、いいよ。学校で先生にも聞いてみるし、お母さんが気にすることないよ」

そう言ってくれる次女も、実はあまりさえない表情でした。
というのは、次女が志望している高校は、今年から数学の配点を他の科目の1.5倍にしたのです。
他の科目が出来なくても、数学が出来るほうが絶対に有利。そうやって、成績が良くなかった受験生をふるいにかけていました。

次女にとっても、それが一番の気がかりなのだと思いました。

「不安な気持ちはわかるよ。でもね、勉強を始めたころは他の科目も問題が全く解けなかったよね?わからないことだらけだったよね?それが、ひとつずつわかってきて、解けるようになったじゃない。この1ヶ月で、中学3年間の基礎を振り返られたんだし、毎日コツコツ勉強したことは、すごいことだと思うよ。
高校に入っても、母さんと一緒に取り組んだことは、絶対に活かせると思うよ!」

数学は思うように出来ないけれど、他の科目は、本当によく頑張って取り組んでいました。高校入試の9年分の過去問題をすべて解いたのもすごい!

塾にも行かず、通信教材にも頼らず、頑張ってついてきてくれました。
次女は学力の落ち込みを取り戻しただけでなく、精神的にも強くなれたんじゃないかと思いました。
そして、一緒に勉強する時間を通して、いろんな話も出来たし、大変だったけれど、本当に有意義な価値ある時間だったと私は思っていました。

あとは、この1ヶ月頑張ってきことを、本番で出し切るだけです。
そして、3月7日、選抜二次試験初日を迎えました。

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