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できるまで とことんやる

先週の日曜日、次女がインテリアコーディネーターの二次試験を受けてきました。夕方帰ってきた次女に、出来具合を聞くと、
「多分、受かっていると思う!」と、自信満々に応えてくれました。

昨年、一次試験に合格し二次試験の受験は見送り、一年かけて準備をして今回の試験に臨んだのです。講座に通ったりはせず独学です。

問題集や参考書も高いので、メルカリに出品されていたものを安価で手に入れて対策ノートを作り、基礎の理解に取り組んでいました。

二次試験は、課題に沿って製図を書き、色付けによって表現するプレゼンテーションと、論述試験となっていて、時間は3時間です。
昨年受験を見送ったのは、知識をしっかり理解できていないので、3時間では時間切れになってしまうと判断したからでした。

そして、この一年は、せっせと製図を書く練習をしたり、自分の部屋のコーディネートや色彩の勉強をしたり、計画的に勉強を続けていました。
仕事が忙しくて残業になった日も、必ず机に向かって試験勉強をしていました。しかし、全く大変そうには見えず、むしろ楽しそうでした。

試験対策用に作ったカード

私が昨年プレゼントした、二次試験対策の問題集は、全てやり終えていて、力作が描かれていました。

次女のこれまでの歩みを振り返ってみると、小さい頃からコツコツと、地道に物事に取り組む性格でした。毎日やることを決めて、決めたことはきちんとやる子。(長女とは正反対です)
夏休みの課題も、毎年、早々に片付けて、夏休みの最後の日に全然宿題ができていなくてパニックになっている長女のそばで、余裕で二学期の準備をするような子でした。

しかし、だから成績が良かったというわけではありません。
中学に入ると、勉強のしかたがわからず、ただ毎日頑張っているだけだったのて、だんだん成績が下がり、第一志望にしていた高校には入れませんでした。

そのときに、私は次女に、「合格するためでなく、高校に入っても勉強についていけるよう、1カ月で3年間勉強したことの基礎をしっかり固めておこう!」と提案し、一緒に受験勉強に取り組みました。

第一志望の高校には入れませんでしたが、三年間、勉強の仕方に迷うことなく学ぶことができて、公立大学を受験できるレベルになりました。塾には一切通わず自宅学習だけです。

大学は芸術学部で彫刻を専攻したいと言い出し、一浪して予備校に通い、全く苦手だったデッサンをひたすら練習し、合格したときには、課題の塑像とデッサンは、大学入試の参考作品になっていました。

できないことをそのままにせず、しっかり向き合ってとことん取り組むところは、私によく似ています。

でも、今は、私より次女の方が徹底しているかもしれません。

次女は来年3月で32歳になります。
私が31歳で独立したように、かのじ自身もこれからの方向性を、いろいろなことにチャレンジしながら楽しく模索しています。

娘というより、お互いに切磋琢磨し、刺激し合える関係にあることを、嬉しく励みに思います。

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