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時流に乗らない生き方

先週後半から今日まで、本当に贅沢な時間を過ごすことができました。今年初めから11月中旬まで、お盆休みもなく駆け抜けてきて、ようやく一息ついたところです。

かと言って、仕事ばかりの毎日だったかと言うとそうではありません。
ライブ、旅行、濃い交流会、計画していたことは実行し、とことん楽しむことができています。

今年に入って、これまで準備してきたことが、一気に芽を出し進化しています。
準備は3年前、60歳になる年から始めました。

還暦を迎えたときに、これまでのことをリセットしようと考えていました。講師を始めて30年になろうとする時期とも重なっていたので、これから先は、本当に続けたいことだけに絞り込み極めながら歩んでいきたいと思っていました。

ちょうどコロナ感染が拡大しはじめ、世の中が大きく変わり、講師の仕事も、リアルからオンラインへと変わり、オンライン対応を迫られた時期と重なりました。
しかし、私は時流に乗らず、このままリアルにこだわって仕事を続けていくことに決めました。

他の人たちが、オンラインのノウハウを学んでいる時間を、自分自身の棚卸しに充て、これからの自分自身のあり方、仕事への取り組み方をとことん考え、一つの結論を出しました。

「これからは、これまでご縁を繋いでくださったお客様との関係を深め、自分自身の在り方を磨きながら緩やかに進化していきたい」

私がリアルにこだわったのは、独立当初から、リピートとご紹介だけでこの仕事を続けていることと、仕事はほぼ100%お客様との直接取り引きであることにあります。

世の中の変化に乗ることで、仕事の発展に繋がるかというと、私には不確実なこと。それよりも、長くお取り引きを続けてくださっているお客様のニーズに対応することが、お客様とともに確実に発展することだと考えていました。

これまでの実績を全て見直し、問いを立て、脳が汗をかくほど振り返りながら考え抜いて、プロフィールを作成しました。
このプロフィールを土台に、長年の目標だった出版も果たしました。そして、働き方を進化させるために昨日改善士®️という肩書きを作りました。

3年間思う存分、やりたいことに取り組めたタイミングでコロナ感染症が5類に変わり、お客様からのご依頼もさらに増えています。
特にコロナ禍で、オンラインの仕事は受けていませんでしたが、定期的に勉強会を開催して内容の充実を図ったことや、価値観を同じくする講師仲間と、新しい研修の在り方について共同開発していたことも、今年に入って実を結んでいます。

コロナ禍も仕事は減らずコロナ前のまま、そして現在は、そこからさらに仕事は拡大し続けています。
しかし、提案書や資料を作成する時間はかかっていませんし、お仕事の機会を増やすためのPRや営業活動も行っていません。
お客様のためのオーダーメイドの研修とは、時間をかけて提案書やパワーポイントを作り込むことではなく、研修の中で変化する受講者の気持ちや行動、ニーズを察知し、進め方やワークを変えながらゴールに導いていくことだと気づいたからです。

そのために、普段の何気ない時間も、自分の感度を磨くことを大切にしています。締切ややらなければいけない仕事に追われていては、こういう時間は、持つことができません。

そして、12年前から使っている手帳が、私が本当に取り組みたいことに専念できるよう、サポートしてくれます。アシスタント3人分の働きをしてくれていると思っています。

時間も気力も体力も、浪費しない毎日を送っているから、疲れないし、何をやっていてもワクワクしますし、頭が冴えていて、アイデアが次々と浮かんできます。

どんなに仕事が立て込んでいても、1回1回、高いパフォーマンスで取り組むことができているのは、本当に幸せです。

しかし、これも私を信頼してくださっているお客さまや、大切な仕事仲間、古くからの大切な友人、そして家族のおかげです。心から感謝しています。

今週末は、再び上京して、友人たちと濃い時間を過ごせるのが楽しみです。

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