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それは自分にとって何のため?

私は、パソコンやスマホより手書きしている時間が圧倒的に多いです。

研修や講義は、パワーポイントを使わずwordで作成した資料を配付して行っていますから、実習やグループ討議のまとめはホワイトボードや黒板に手書き。

打合せも、メモ帳に手書き。1日の終わりには手帳に手書き。

毎日、手書きの一言メッセージを配信。

書けば考えが整理できる、
仕事の段取りがつけられる、
アイデアが次々浮かぶのでワクワクする...。

面倒くさいから、時間がかかるから、字がきれいじゃないから…。そうおっしゃっている方には、手書きの面白さはご理解いただけないかもしれないですね。

相手にきちんと伝わっているかどうかは別にして、書くことは苦痛ではありません。でも、もともと、書いてまとめることが苦手で、あることがきっかけで書くことが好きになりました。

それは、大学3年~4年に、毎日就職日記をつけたことです。就職活動を始めるにあたり、学業の成績も振るわず、部活も途中で辞めてしまった私が、この就職難に希望する就職が出来るかどうかを考えたとき、確率は限りなく0%に等しかった。

「何もないことを嘆くより、今から何か出来るようになろう!」そう決意して「伝える力」を磨こうと、毎日の出来事を記録しはじめました。

その日をどのように過ごし、何を考えたか?
人と関わった際に、どのようなアドバイスを受け、どう思ったか?
新聞の記事や本を読んで、どう感じたか?

最初はたった数行からのスタートでしたが、就職活動のピーク時には、その日の出来事を数ページにまとめられることができるようになっていました。

そして、就職活動が終わるころには、ノートは8冊になっていました。

日々の行動、考えたことを記録しながら、出来なかったことが少しずつ出来るようになりました。

成長するためには、記録を取ること。

就職日記をつけることで、そのことに気づきました。
そして、それは会社に入って、業務や後輩を指導する手引書を作ることに発展していきました。会社を辞めるときに、頼まれてもいないのに、「社内インストラクターの現状と課題」というタイトルで、手書きで130ページの引き継ぎ書を作りました。

それは、社内インストラクターの方たちのためだけでなく、私がフリーランスで働く時、どうありたいかを明確にするためでもありました。

その後、パソコンが一気に普及し始めて、無料ホームページを利用して自分のホームページを持ち、日々の出来事をかきとめたり、仕事のネタ帳を作ったり、形を変えながら自分の体験や考えを発信し続けています。12年前から活用しているほぼ日手帳も、「自分自身の体験や考えを言葉にして記録するため」に使い続けています。


どんなことも、手段が目的になっていたら続きません。
「それは自分にとって何のため?」
継続や習慣化、夢や目標を達成するために自分の目的を持つことは大切だと考えています。

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