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自分のため、周りのために出来ることをやるのが「仕事」

配送センターは、ゴールデンウィークの間は、荷物の量が少し減ります。企業さんがお休みだからです。
ベース店から荷物を運んでくる大型トラックも、通常は5時過ぎと6時半過ぎの2台なのですが、ゴールデンウィーク中は、6時半の1台だけ。

仕分けがしやすいように配達コースの詳細を書いた紙を貼り付けたり、動線の確保をしながらトラックの到着を待ちました。

冷凍・冷蔵の荷物を仮置きするボックスには、フタの上側に配達コースの番号だけしか書いてありませんでした。
しかし仕分け作業中は、フタを空けて行うので、番号が見えなくなるので、仕分けた荷物をボックスに入れるとき、フタの上側の番号をいちいち確認しなければいけないのです。
フタを空けた状態で仕分け作業をするためには、フタの内側に番号だけではなく、コースの詳細を書いた方が、絶対スムーズに仕分け作業が出来るはず!
実際に、表示内容の書き方と、表示を貼る位置を変えただけで、作業時間は半分になりました。


長い間この仕事をしてきている、木村さん、野田さん、岡村さんは、番号なんて見なくても仕分け作業が出来るのだろうけど、冷凍・冷蔵の荷物の仕分けは、配達コースの詳細が完全に把握しきれていない私と井上さんさん、西川さん(二人とも女性)が担当しているのです。

自分のやりたいように仕事をしているだけの野田さんには、他人の作業に目を向けるなんて発想はゼロだと思うし、木村さん、岡村さんは作業のやり方や荷物の量が少し変わっただけでテンパってしまうので、そんなことをする余裕なんてありません。

待っていても何も変わらないんだったら、私は、少しでも仕事がやりやすくなるように、あれこれやってみようと思いました。

ゴールデンウィーク中は、荷物の仕分けたあと、トラック1台分の端末入力から積み込みまでを自力で終わらせることができました。たとえトラック1台分でも、最初から最後まで、誰の力も借りずに一人で作業を終えられるのは、気持ちがいい!達成感がこれまでと比べものにならないほど大きかったです。

混載している荷物の仕分けも、台車と空のボックスを近くに置いて移動する距離を少なくしたことや、積み込みをしている人に声をかけながら自分が担当するコースの荷物を取りに来てもらうようにすることで、さらに仕分け時間が短縮できました。
作業だからといって1人で黙々とやっていたのでは、時間の短縮はタカが知れています。協力してこそ全体の時間短縮が図れるのだと思っています。

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仕事が終わったとき、所長から、5月中旬から新しい方が1人入られることを聞きました。
これまで、委託されて配達を担当されていた方とのこと。荷物の扱い方や住所などは理解されていると思うけど、仕分け作業は1から教えてほしいとのこと。
「作業に慣れていようがいまいが、人数が増えるので、ドライバーさんは早出(7時半出勤)せず、8時までに端末入力と積み込みを終わるように指示されたんですよ」とリーダーの木村さんは話していた。

仕分けの仕事を誰が教えるの?人数が増えたといっても、頭数が増えただけのことじゃない!?
仕分け作業自体はそんなに難しいわけではないけれど、配達コースが頻繁に変わるので、仕分けスタッフはコース変更の内容になかなかついていけません。
仕分け作業に時間がかかっているのは、そのためだということに、会社は全く気づいていないのです。

つくづく、お客様と専属のドライバーのことしか考えていない会社だと呆れました。(そういうところは、4年経った今でも全く変わっていません)
でも、文句ばかり言っていても仕方がないので、私は自分自身のためだけではなく、一緒に作業をしている人たちのために、少しでも作業がスムーズに出来る方法を考えて実践していこうと思いました。

見てろよ!私は、このままじゃ終わらないからね!

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