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手帳に何を書いているか?(2)

一昨日から「手帳に何を書いているか?」「それは何のためか?」について、書いています。今日は、2018年から、仕事関連に絞り込んで記録していることについてご紹介します。

1.書くことが目的になってたら続かない

2012年にほぼ日手帳のカズン(A5サイズ)を、仕事もプライベートも関係なく、「その日の出来事で記録に残したいことを記録する」ために使い始めました。

365日毎日書き続けるので、書けない日も当然出てきます。1日約18時間起きて活動しているわけですから、何にもなかったはずはありません。いざ書くときになって「何を書こう?」と考えるから書けないのです。
人の記憶ほど不確かなものはありません。
「この出来事は、手帳に記録するに値するもの」と思ったらメモ帳にメモをして、1日の終わりに記録する。このポイントと流れを守ることで、私は最初の年から1日も欠かさず全ページを記録で埋めることができました。

2.仕事関連の内容を記録する際に考えたこと

そして、使い始めて6年経つ頃には、プライベートよりも仕事に関する記録が多くなってきました。そこで、仕事関連に絞り込んで記録することにしました。
ここで再び何のために何を書くか?について考えました。

・どのような仕事を行っているのか?・その仕事に関連する内容は具体的にどのようなものか?・その内容をどこに書いていくのか(日々のページか、バーチカルのページか?)・記録した内容をどのように活用したいのか?
「来年こそは〇〇の手帳を使おう!」と考える人は多いと思います。そして、使い勝手の良い手帳を探して使い始められますが、多くの人は手帳の体裁に気を取られがちです。私はたまたま、ほぼ日手帳を使っていますが、自分が活用する目的と自分自身の現状が明確になっていれば、手帳は何だっていいのです。
「何のために」「何を」を明確にしないと記録することは長続きしません。また、1日1ページ書けるようになっている手帳は、使い続けると記録した情報量がどんどん増えていきます。必要な内容を探したり、見つけても何を書いたか解読に手間がかかってしまうと、時間はどんどんなくなってしまいます。「どこに」「どんな風に」書くかも決めておく必要があります。

手帳に、仕事関連の内容を記録し、本来の目的に活用するためには、そのような準備を整えることが大事だと気づきました。
そして、2018年から、試行錯誤を繰り返し、やっと、活用しやすい状態になってきました。今年の手帳に、何をどのように書いているかをご紹介します。

3.毎日、何をどんなふうに書いているか?


今年は本の出版を考えていましたので、手帳のページを3分割して記録していきました。

上部は、出来事を時系列で書いています。(客観)
左下は、稲盛和夫さんの一日一語を書き写して、1日をどのように過ごすかを考えながら気持ちを整えるようにしています。
右下は、昨日の気づきや、浮かんだアイデアなどを言葉やイラストでメモしています。

著書「3スプリットメモ術」でご紹介した3分割の応用です。このようにページを仕切って書く内容を決めると書きやすくなります。
スペースが限られていると、書く内容も絞り込めます。絞り込むこめば、見返したときにもわかりやすいです。

この日は、ブログネタになることを書いています。書く習慣身につくと、大体これくらいのボリュームと内容を、5~6分で書けるようになりました。


この日は雑誌を読んで大切なことを抜粋して書いています


この日は、新入社員フォロー研修を
どのような流れで担当したかを 振り返ってまとめています


この日は、制作した教育ビデオの内容について
記録しています。
毎年この時期に携わっている 仕事なので、
この記録は重要です。
目的について2日にわたって出来事と自分の考えをまとめています。
とても重要な内容については、
探しやすくするために
インデックスシールを貼っています。

4.1ページで書ききれない場合は…?

基本的には、1日1ページの中で、必要なことを記録するようにしています。しかし、書くことがたくさんありすぎて書ききれないときは、メモ用紙に書き足して関連する日のページに貼り付けています。

ビジネス文書研修の準備のため、
参考にした雑誌の内容を メモ帳にまとめて貼り付けています。
この日は、タスク管理について 考えを整理しています。
手書きでしっかりまとめておけば、
考えながら入力しなくていいですし、
ミスなくスピーディに資料が作成できます。

書き足すときに使っているのは、「Rollbahn のポケット付きメモL」です。

ミシン目がついていて、きれいに切り離せるリングメモです。
サイズは何種類かありますが、
Lサイズは、カズンより少し小さめでページに収まります。


ページにメモや用紙を貼り付けるときには、
ビニールテープより メンディングテープの方が
経年劣化しにくいです。


手帳に記録しているのは、仕事で何度も見直したり、研修などで繰り返し活用する内容です。手帳は1年物なので、繰り返し活用するためには、どこに何を書いたかを明確にしておくと、探す手間が省けます。

見つけやすくする工夫として2つのことを行っています。
一つは、前述したインデックスシールを貼っておくこと。
もう一つは、バーチカルページを目次代わりに活用していることです。
次回はバーチカルページの活用についてご紹介します。


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