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小学校で6年生の授業を担当してきました

今日は、小学校で、6年生の授業を担当してきました。
毎年、夏休みに先生方の研修を担当させていただいています。研修のテーマは、アサーションです。

先生方が、子どもたちや同僚の先生方、保護者の皆さんと関わる上で、アサーティブな考え方や関わり方が必要ということで、校長先生、教頭先生、事務を担当されている方も一緒に研修を受けてくださっています。

研修を重ることで、先生方の考え方や関わり方が少しずつよい方向に変わってきました。研修を受講してくださる先生方の表情はイキイキしていて楽しそうです。
そして、今年から6年生の授業を担当させていただくことになりました。

「全てのことがこの地域で完結していますが、中学からは別の地域の同級生と一緒に学ぶことになります。自分からの関わりを大切にしてほしいと思っています。先生方だけでなく、子どもたちにも、ぜひ、大西さんから大切なことを伝えてもらえませんか?」

学校で児童、生徒の皆さんに授業を行うときに、私はいろいろなことを伺います。

子どもたちの普段の様子
クラス全体の様子
学校のある地域の様子
保護者と学校の関係
子どもたちの家庭が抱えている問題や課題
先生が子どもたちにどのように接して、どのようなことに悩まれているか?

たとえ45分の授業でも、授業を受けてくれる子どもたちや先生方のこについて、詳しく聞かせていただいています。

それは、お互いが安心して学びの時間を共有するために必要なことです。
現状をしっかり把握したうえで、必要な内容をお届けするのは、企業研修も小学校の授業も同じだと考えています。

私は、外部からお客さんとして話しにきているわけではなく、これから実践していただきたいことをお伝えしにきています。子どもたちに対してだけではなく、立合ってくださる先生に対してもです。

先生方には、「もし授業中、子どもたちが騒いだりしても、注意などせずに、先生方も内容をご理解、共有していただくことに専念してください」とお伝えしています。

授業は、図書室で6年生2クラス合同でした。

事前にお話を伺っていたように、静かに授業を受けてくれている子、ギッシリメモを取っている子、私の話にオーバーリアクションしてくれている子、様々でした。

どんな様子も、その子なりに受け止めてくれているサインですから、同じでなくてもいいのです。いろいろ反応があるから楽しみなのです。

そんな一人一人の反応を受け止めつつ、私から受け止める合図が他にもあることをプレゼントしました。

今まで無表情で微動だにしなかった子が頷いてくれたり、オーバーリアクションだった子が真剣に聞いてくれる場面が見られるようになったり…。
子どもたちなりに、受け止めて、それに応えようとしてくれていました。

ワークをすると収拾がつかなくなるかもしれないということだったので、今日はお話を中心に進めました。

聞くことが多いから退屈なのではなく、理由や具体例を盛り込んで、わかりやすく話せば、みんな一生懸命聞いてくれます。

そして、何より大事なのは、私自身の言動が一致していることと、半端ない本気度で向き合っていることです。
熱意を持って「届けたい!」と手を差し伸べ、歩み寄れば、少しずつ心の距離は近くなっていくと信じて仕事に取り組んできました。

最後に、クラス担任の先生が「卒業まで後1ヶ月。まだチャレンジできる時間があるね!それに取り組みながら、一緒に中学生になる準備を進めていきましょう」と呼びかけてくださいました。

多くは望んでいません。何が一つでも、子どもたちに届ることが出来ていれば嬉しいです。来年度からは特別非常勤講師として、先生方の研修だけではなく子どもたちと一緒に学ぶ機会が増えます。


「少し早いですが…」と校長先生から
チョコレートをプレゼントしていただきました。

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