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ノートの活用 試験対策編

1.合格することの先を見定めて学びを深める

私は社会人になってしばらくして、資格を取得することは大事だと思い始め、資格取得にチャレンジしてきました。
といっても仕事実務に直結する内容ばかりです。主なものは…

①秘書技能検定1級(その年の優秀賞を受賞)
②ビジネス文書検定1級
③ビジネス実務検定1級(その年の優秀賞を受賞)
④サービス接遇検定1級
⑤キャリアディベロップメントアドバイザー(CDA)取得
⑥メンタルヘルスマネジメント検定 Ⅱ種(ラインケア)
⑦ユニバーサルマナー検定1級

①から④までは、3級、2級、1級(秘書検定とサービス接遇検定は準1級があります)とランクが分かれていて、社会人になるために必要な知識やスキルを習得できるので、大学生や専門学校生には知名度が高いと思います。
①~④の1級は全問筆記試験なので難易度がぐっと上がります。
でも、知識やスキルをしっかり身につけようと思ったら1級にチャレンジすることは大事だと思います。

2.試験対策ノート わたしの場合

資格取得の勉強に取り組むときは、いつも「試験対策ノート」を作成しています。
よく、試験勉強をするときは「本を読んで覚える派」か「ノートなどに書いて覚える派」か議論されていますが、それは内容を暗記して試験に合格することが目的です。社会人が資格を取得するということは、取得はゴールではなくくスタートです。

例え話として有名なのが、
「資格とかけて、足の裏についたご飯ととく。その心は、取っても喰えない」というなぞかけ。
人気資格は、取得したらレッドオーシャンの中に放り込まれるわけです。その中から選ばれなければ意味がありません。
合格することではなく、役立てることや選ばれるための工夫が大事です。

資格取得は、時間とお金と労力がかかります。
ですから、私は資格なら何でもかんでも取得しているわけではありません。でも、これは絶対に必要だと思ったものは、取得する前から、自分がその内容を第三者に伝えられるようになることを目標に勉強するようにしています。
ノートはそのために活用しています。
どのようにノートを活用しているかというと…

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このノートは、⑤のCDA資格を取得する際に使っていたノートで、論述試験用にまとめた部分です。

緑色のラインマーカーで囲んだ部分が、問題と模範解答です。
まず、模範解答を書き写し(あるいはコピー)、問題と模範解答を比較しながら、どのような内容を導き出せばいいかポイントを理解します。
その枠の下に書いているのは、その問題に関連ある知識をまとめたものです。この問題が、どのテーマから出題されたものなのか、理解しておく必要があるのは、どのような内容かを導き出してノートにまとめています。

問題を数多く説いても、その内容を理解したうちに入りませんし、考えるだけで時間がどんどん経過していくので、私は過去問題を数多く解きません。それよりも、問題の傾向を知ることや、自分が今後活用したい内容の理解を深めることについて時間をかけた方が、自分のためになると思っています。

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これは、メンタルヘルスマネジメント検定を受験する際に作成したノートの内容です。
赤い付箋や黄色のメモは、ノートを読み直して追加した情報が書いてあります。
ノートは1度書いて終わりではなく、どんどん情報を追加しながら内容を深化させることも必要だと思って、このように活用しています。

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箇条書きやチャートなどの図解も用いながらまとめておくと、そのテーマについての研修や講義を行うことになった場合、資料作成がスムーズです。
「書く作業に時間をかけるより、パソコンですぐ資料作成をした方が効率的」と思われている方も多いと思います。
しかし、実はその逆で、下書きをしているからパソコンで作成するときに、もっとこうした方がいい!というアイデアがたくさん出て、下書きした物以上の内容に仕上がっていきます。パソコンの前に座って考えている時間の方がもったいない気がします。
できるだけ、丁寧に書くようにしているのは、乱雑に書いていると、時間が経つと何を書いたか思い出す時間が発生するからです。


3.勉強方法(手順)と所要時間を把握してスケジュールを組む

仕事をしながら勉強をするとなると、時間を捻出するのは至難の業という場合が多いです。
しかし、知識やスキルを習得するには、時間がかかります。ならば、どれくらい時間が必要なのかを把握しておけば、時間の捻出もスケジュールの立案もスムーズにできます。

私は、自分がどのような勉強方法を得意としていて、その方法のためにはどれくらいの時間が必要なのかを、常に把握しているので、時間の捻出も時間の有効活用も得意です。
特に自分の勉強の手順が把握できていれば、7時間も8時間もまとめて時間を取る必要はなく、どこまでをいつ行えばよいか?細切れ時間をつなぎ合わせることで、効果的に勉強を進めることができます。

これまで資格取得の勉強に取り組んできて、いつも、「大変だった」というより「ワクワクしながら取り組めた!」と言うことが多いのは、このような工夫を行って、知識やスキルの習得以上に得るものがたくさんあるからなのだと思っています。


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