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チャレンジしているのは何のため?

何かにチャレンジしているとき、全力を注いで取り組んでいれば、叶わなかったときのショックは大きいものです。

15年前に、キャリアカウンセラーの資格試験で、だった一人不合格になったことがありました。

面接試験の出来は、決して納得いく内容ではありませんでしたから、再チャレンジが必要かな?とは思っていたのです。
でも、たった一人不合格だったことは、かなりショックでした。

しばらくは、「何故私だけ?」ということが、頭から離れなくて、何もする気が起こらなかったのも事実です。

そんな私にもう1人の私が問いかけました。
「あなたがその資格を取りたかった理由は何だったの?」

そうでした。私は資格を取ることが目的ではなかったのです。
これまでも、同じような仕事に携わっていて、要望も次第に増えていました。

「中途半端なことは出来ないよね。我流ではなく、基本的なことから学び直し、仕事を担えるレベルなのかどうか、きちんと評価してもらおう!」
それが、資格取得の目的でした。

たった1人であったとしても、不合格は、そのレベルに達していなかったと判断されたこと。これは紛れもない事実です。
そして、私にとって、合格はゴールではなく通過点の一つ。これからも、迷いなくブレなく、相手に向き合って仕事をするためにチャレンジしていたこと。

改めて自分が目指していたことに気づいてからは、試験の勉強だけではなく、自分自身の関わり方を徹底的に見直しました。すると、疎かにしていたことや、相手に向き合う際の気持ちのムラがあることに気付かされました。

不合格になった箇所を補完するのではなく、日々の生活や仕事の中での関わりをもっと丁寧に、その瞬間を感謝の気持ちで接することを大切にしながら、次の試験に臨み合格しました。

他のメンバーに出遅れたとか、時間がかかったという気持ちより、大切なことに気づかせてもらえたとありがたく思っています。

資格や認定を受けることを目標に、時間や労力を費やして取り組むことて、たくさんの学びや気づきを得ることができます。その努力が認められて、合格や望む評価を得られれば、大きな達成感が味わえますし、自信にも繋がります。

しかし、それは通過点に過ぎません。
取得、認定を受けてからが、本当のスタート。そこから先はテキストも試験もない世界です。

自分がどうありたいか?
何を大切にしながら仕事をし、人と関わりたいと思っているか?
誰に対して、どのような価値提供ができるのか?
そのために、さらに何を学ぶ必要があるのか?

つねに自分自身にそのように問いかけ、次の目標に向かって前進し、進化していくこと。

それが1番大事だと私は考えています。

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