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誰のための夜間中学

私の住んでいる岡山市にもいよいよ夜間中学ができることになりました。(決まったのは去年)
開校は2025年を予定していて幅広い年齢や国籍の人を受け入れるということなので、たぶんネパールの人もたくさんいるでしょ?と思ったのかどうなのか、「つきましてはその辺の事情をお話いただきたいと思いまして。」という打診が夜間中学校を作る会なるところから最近あったのだけど断ってしまいました。(なぜ私に打診が来た???というのが一番の不思議)

数年前ならいざ知らず、今やネパール出身者の間では小中学校の段階で日本に連れてくるケースが多く、もはや夜間中学を必要としていないのですよ。狙いはもちろん高校を卒業した後に、内定があればという条件はあるけど、ほぼどんな職業にでも上限なく働くことができる定住者ビザ、特定活動ビザの取得狙いです。成績がよかろうが悪かろうがどんな底辺(失礼)の高校であろうが卒業できればもうけもの。わざわざ日本語学校や専門学校、大学に留学生として在籍するよりお金もかからないし苦労もしなくていいのだから、定住者ビザ、特定活動ビザを選ぶのは自然の流れといえるでしょう。

ただ本来学校というのは勉強をするために存在するものなので、すでに学齢を過ぎているけど学び直したい!という人が全くいないとは言えないでしょうが、働きながら勉強し続ける人(ネパリ)が果たしてどれだけいるだろうか。

週に28時間しか働けないことになっている家族滞在ビザで、あの手この手でダブルワークしまくる人(ネパリ)たちをみていると、勉強をばねに仕事もステップアップさせていこうという考えを持っている人(ネパリ)はいるんだろうかと考えてしまう。少なくとも私の周りにはいないなあ。





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