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ナウシカになりたい話

なりたいものの話

突然ですが、みなさんにはなりたいものがありますか。
小学生の頃は夢があったのに、大人になると無くなっちゃうってのはよく聞く話。
僕にはあります。「風の谷のナウシカ」のナウシカです。

漫画版の風の谷のナウシカを読んだのは2023年の春。哲学教室でナウシカを題材として数か月にわたり対話をする会があり、それがきっかけで読み始めました。これがやばかった。それまで宮崎駿をなめていた僕は、あっという間にファンになってしまいました。

元々小さい頃から森林や動物が好きだった僕は、大学生になってからも相変わらず週末に森林浴にでかけたりしていました。
現状の自分も思えば「自然信仰」と言い表せるくらい、自分の行動を規定しているのは「いかに自然に対して貢献できているか」です。これが良いとか悪いとかではなくて、自分はひたすらに自然のために尽くしたい人種なんだと思っています。

そんな自分にとって、ナウシカという存在はあまりにもまぶしい存在でした。容姿だけを見れば醜い「蟲」や「霊」や「ヒト」までも全く動じることなく愛を向けられる。人の争いや自然のもたらす脅威がひしめく「窮地」ともいえる状況の中でも本質を見失わずに自分の姿勢を貫く。
さらに、ヒトと自然をつなぐある種の翻訳者としての役割を果たし続ける。

僕自身のやりたいことの神髄をナウシカは見せてくれていると思っています。あれはすさまじい。

森から離れすぎてしまった人々を森に呼び戻す。
そんなことをしていきたいとも思っています。

ぜひ、風の谷のナウシカの漫画版を読んでみてください。
僕はナウシカになります。

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