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音楽活動を再開・・・その前に

ギターを弾き始めたのは、中学1年。

文化祭のステージ発表部門でギターとアルトリコーダーのアンサンブル。
演目は冬の星座とローレライ。演奏したガットギター(クラシックギター)はネックが太く、このころちびっこ三羽烏だった小さな僕にとってコードを抑えるのに一苦労した。
冬の星座は好きな曲だったので今でも覚えているが、ローレライは全く覚えていない。

とにかく、ここから音楽に取り組むようになったのは間違いない。

当然のように、家でもギターを弾きたかったので親におねだりしてフォークギター(アコースティックギターという呼び方はこのころは全く聞いたことがなかった)を買ってもらった。13,000円。エンブレムにはHummingBirdと書いてあった。

GibsonのHummingBirdではない。

はるばる熊本市上通の大谷楽器まで買いに行った。ギターケースは買わなかったので、段ボールに入ったギターを片手に、当時の熊本交通センター7番乗り場から砥用行きバスに乗車し、1時間半近く。今はそのバス路線はない。

こうして自分のギターを手にした少年の僕はギターにのめりこむことになる。手始めに練習した曲は、真夜中のギター…渋い選曲。教則本に載っていたのか…定かではない。そして禁じられた遊び。これだけじゃ物足り無くなって「フォークソングベスト50」というものを買って片っ端から弾いて歌ってみた。現在のように自由にいつでも原曲を聞くことができない時代。当時はまだラジカセすら持っていなかった。

そういえばどうやって曲を耳にしていたのか。おそらく当時はテレビでの音楽番組が多く放映され、多種多様の楽曲を聴くことができたからだろう。

つづく

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