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JCS2024 ベスト8 トドロクツキ(ターボツキ)

この度JCS2024に出場させて頂き、ダークライ採用トドロクツキ(ターボツキ)でベスト8の成績を残すことができました。ありがたい事にデッキ選択、構築、プレイングに関して質問を頂く機会があり下記記載致しました。おじさん構文で読みにくいと思います、全文無料ですのでご興味持っていただけましたらお手すきの際にご覧いただけますと幸いです。

自己紹介


普段関東圏で活動しているtk(@hypertk60)といいます。CLのような大型大会への参加歴はなく今回のJCSは抽選枠での参加で、シティのトナメにも上がった事がないエンジョイ勢のプレイヤーだったので今回の結果には自分自身が一番驚いております。noteを書けるような実力は伴っておらず皆さんの御時間を取ってしまう事が恐れ多いです。デッキ構築やプレイングに深い考えなどなく、以下記載することは相当浅く感じると思いますが、その際は鼻で笑ってやってください。考察ではなく、あくまで記録と思ってください(言い訳が長くてすみません)。
JCSは横浜なら日帰りで行けるし、大型大会の雰囲気を味わってみたいというぐらいの気持ちで応募し運良く抽選に当たったため、1勝できれば満足、、と言いつつ本当の目標は4勝して勝ち越し、5勝してサンダープロモをゲットし子供に自慢したいけど流石に無理だからとにかく大型大会を楽しもうの心構えで出場しました。そのため2日目に参加することは全く考えておりませんでしたのでDay2用のデッキは用意しておらず、ターボツキしか練習していませんでした。

ポケモンカードとの出会い〜シティデビュー


自分はポケカが趣味となったのはコロナ禍で外出の機会が減ったDレギュからでした。最初はポケカが人気で子供が欲しがったので買っていいカードが出たら満足程度でした。
プレイするようになったのはDレギュの終わりにDDD/ドガスダイナダイケンキでジムバデビューをしてからです。最初はルールやマナーもよく分かっておらず、ジムバで小学生の女の子に巻戻しをしてもらい勝ってしまった事があり、その事を今でも後悔しております(いつかその子に会って謝りたい)。
本格的にプレイするようになったのは、スカバイ環境になってダークライを組んでからで、2023年シーズン3がシティリーグデビューでブロロローム型ターボダークライで15位という結果でした。寂しい事に現状のシティ最高順位がこの時の15位です。そこからwガラルファイヤーという相方を失うまでブロロローム型ターボダークライを使い続けました。ジムバの初優勝もダークライでした。この頃からダークライ軸のターボデッキが好きだったみたいです。

ブロロローム型ターボダークライ シティリーグ2023 S3 15位


ブロロローム型ターボダークライ シティリーグ2023 S4 出場/ジムバ初優勝

練習環境


練習環境として自分には声をかけてすぐに対戦できるポケカ仲間が小学生の子供しかおらず、ジムバに出る時間もなかなか取れないので、ほぼ毎日夜な夜なオフィシャルリモートポケカに潜って練習しています(プロモカードももらえるのでお勧めです!)。ターボツキを握ってからは、デッキの性質上後1で種切れ勝ちをすることもあり、初対面の方とのリモートだと御相手の機嫌を損ねてしまうためリモートは控えPTCGLで練習していました。自分のレシピにクリムゾンヘイズ以降のカードを1枚も採用していないので、PTCGLにクリムゾンヘイズ、変幻の仮面が実装される前から練習できたのがよかった点でした。PTCGLは仕事の合間に1日10戦以上を目標にし、クリムゾンヘイズが実装されてからは更に練習量を増やしました。対戦結果は毎回メモに記録しており、手元のメモだと勝率は8割ぐらいでした。負けた試合はどのプレイをすれば勝てたか記録するようにしました。

デッキ選択


デッキ選択で心掛けていること


大前提に自分のデッキを選ぶ基準としてtier1-2の環境デッキを使わないと決めています。リザードンもサーナイトもロストもドラパルトもルギアも使った事がないです(ロストディアルガはあります)。これは実力も練習時間もない自分が環境デッキを使っても、実力者の練度が高いプレイと構築に敵うはずもなく、実力者の方に一矢報いるには環境外のデッキを使って相手の想定外の所で勝負するしかないと考えているからです。もちろん色々なデッキを使って相手が使うデッキの戦術を学ぶべきだとは思いますが、社会人の自分にはその様な時間はなく、元々は楽しくて始めた趣味で、勝つ事が目的ではないので自分にはこのやり方が合っていました。競技としてポケカをするなら色々なデッキを使うべきで、趣味としてポケカをするなら自分の様なデッキの選び方もありなのかなと思っております。
そのため、シティリーグ2024年シーズンの半分はアマージョで出場し、負け越しましたが対戦相手には驚いて頂けたので満足しております。元々勝ち負けにこだわりがなく楽しくできれば満足の精神なので、勝てるデッキより使って楽しいデッキが好きです。

雪道アマージョ シティリーグ2024 S2 出場
マシラアマージョ シティリーグ 2024 S4 出場

JCSのデッキ選択/ターボツキ


ターボツキはシティリーグ2024年S1で使用したのですが結果が残せませんでした。Eレギュが終わりガラルファイヤーVを失い、コツキが登場してからはオヤコツキを組みS3に出場しましたが同じく結果を残せませんでした。

ターボツキ シティリーグ 2024 S1 出場


オヤコツキ シティリーグ 2024 S3 出場


そんな中、先日の札幌CLでミライドンが優勝され(感動しました、何回も繰返し拝見しています!)、アグロデッキが最強だと思い、タケライのような大物にも、リザードンやドラパルトのような小物とも互角に戦え、高速でデッキを回してスピードで相手を圧倒できるターボツキをもう1度組むことにしました。ターボツキのレシピをXで検索し、CLやシティで活躍されたレシピを参考にさせて頂き、失ったガラルファイヤーVという相方に代わって、思い入れのあるダークライを入れてみたところ感触がよく、出場させて頂いたホゲータ杯という自主大会で優勝することができたので、自信がつきターボツキでJCSに出ることを決めました。この大会が大きい大会で初トーナメント進出、初優勝だったのですごく嬉しくて自信に繋がりました。JCSを見据えてトーナメントをbo3で催して頂いたので、bo3ルールを経験できた事も今回JCSの結果に繋がったと思っております。

ダークライ採用トドロクツキ(ターボツキ) 
第7回ホゲータ杯 優勝

このデッキはどんなに強い実力者相手でも相手の先1の手札次第では、後1種切れによるイージーウィンを拾える事も良かった点でした。環境にいるのがコツキ主軸のオヤコツキで、ターボツキのシェア率が下がり警戒されていなかった事、リザードンのシェア率が減り草タイプで一緒にメタられない事も理想的な環境でした。多分ターボツキは流行っておらず、警戒されていない中で後1から奇襲をかけられる状況が一番強く、警戒されてしまうとここまでの結果にはならなかったのかと思っています。

構築・プレイングで心掛けた事


基本皆さん先攻が欲しいので、先攻と後攻だと後攻を取れる確率の方が高く、先攻が強いデッキより後攻が強いデッキが断然有利だと考えていて、後攻特化型ターボツキの構築としました。相手に警戒されないようにじゃんけんには負けて、相手に先攻を取ってもらうのが理想の展開でした。引き直しで水エネ、つけかえが見えると警戒されてしまうのでなるべくたねポケモンは多め採用しました。
前述のとおりターボツキは全く警戒されていなかったので、後1から奇襲をかけ、小物相手にはつけかえを使いながら後1-2からの手裏剣(無理ならトドロクツキ)、ライコポンやルギア等の大物相手にはダークパッチを使いながら後1からカラミティストーム(無理ならくるいえぐる)で2-2-2の最速後3で試合を決めることを目標にしました。
後1のベンチ展開の優先順位はイキリンコ、ゲッコウガ、トドロクツキ(オヤツキかコツキは相手によって選択、エネのつけ先を確保したいのでベンチによ余裕があれば古代を2体展開)、ダークライ、ミュウの順に展開し、状況に応じてネオラント、ツツミを使いました。

偉そうにつらつらと書いていますが対戦中に深く考えてプレイできる余裕はなく、基本はその場の勢いだけで乗り切りました。このデッキの強さは実際に組んで使ってみてもらえたら分かって頂けると思います。この対面は絶対無理という相手がいない環境、このデッキが警戒されていない状況、デッキのスピード感がビタハマりし今回の結果に繋がったのだと思います。

デッキ構築


ダークライ採用トドロクツキ(ターボツキ) 
JCS 2024 best8

ポケモン


・トドロクツキex(オヤツキ)/3枚
どんな大きいポケモンもミストがついてない限り後1から退治できるメインアタッカーで最初は4枚採用していましたが、メインアタッカーにならない試合もあり1枚をハバタクカミに変更にしました。

・トドロクツキ(コツキ)/1枚
小物相手に手裏剣が難しい時のアタッカーで、小物相手の試合では優先して出す様にしました。後1手裏剣が厳しそうな時は無理せずコツキに優先してエネをつけました。ハバカミもですが終盤に前に出して相手のサイドプランを崩すのにも役立ちました。

・ハバタクカミ/1枚
必ず後攻を取るデッキなので初手に来て一番嬉しいカードでした。古代なのでオーリムを絡めると手張りなしで逃げれるのもいい点でした。JCSでは運良くロスト軸相手に2回ほど初手に来てくれて採用してよかったと考えてる1枚です。子供にアドバイスをもらって採用したので活躍してくれて嬉しかったです。

・ダークライV・VSTAR/各1枚
ゲッコウガと並んでMVPです。ダークライV/VSTARは自分がプレイヤーとしてポケカを好きになったきっかけのカードで一番思い入れがあり、勝手に相棒だと思っています!青天井の技も強力ですが、スターアビスから無限の勝ち筋を拾えるのが魅力です。悪の波動が無色2エネで使えるのも強みです。スターアビスは大会を通して体感半分ぐらい使えましたが、スターアビスを使えるけど使わずに勝てた試合もありました。自分の構築だと最高240点出せるのでトドロクツキで倒せないHPの大物を倒せるのも強みでした。サイドに落ちていない時は少ないベンチ枠を使ってでもなるべく優先して展開しました。
ダークライV/VSTARが山にある時は安易にポケストップ回さない、回す場合はVをベンチに出して、VSTARを手札にかかえてからまわす事を心がけました。手札にかかえてナンジャモされたら次のターンは安心してポケストップまわせました。ダークライはしばられがちで進化すると逃げ札がプライムのみなので、VSTARは手札に抱えてあえて進化せず、進化する時はトラッシュにプライムがあるかダークライに1エネついてる時を心がけました。常にダークライが今何点出せるかは意識しました。

・ミュウex/1枚
後1から展開して山を掘るのにも重宝しましたし、逃げ0なので雑に前に出せるのもよかったのですが、やはり終盤の手札干渉後からの復帰に役立ってくるので、できれば後1、遅くとも後2-3には展開する様に心がけました。付け替えからゲノムハックを打ちやすく、相手のゲッコウガやリザードンをコピーできました。

・ネオラントV/1枚 
ハイパーボールからオーリム、ボスに繋がるを頼もしい1枚です。ベンチに出す時にはイキリンコが出ている盤面のことが多く必要なら気にせずに使いました。初手に1人で来てしまった時だけが憎たらしいのですが、エンテイ/ウガツホムラ相手の時は付け替えアクアリターンで倒せるのでアタッカーとして活躍する場面もあります。

・イキリンコex/1枚
序盤のエンジンで、初手に必要なカードを抱えすぎてる場合はやむなく出さない事もありましたが、自分は上振れ狙いで無理してでもイキリテイク使いがちでした。

・かがやくゲッコウガ/1枚
今回のMVPで、攻撃からドローまで一番活躍してくれました。苦手だったドラパに完勝できたのはゲッコウガのおかげでした。以前のターボツキがもっと流行っていた時ならトドロクツキをみて先1でマナフィを置かれることもありましたが、今の環境のトドロクツキをみてマナフィを置かれる事がなく、置かれない場合は遠慮なく後1-2の手裏剣を目指しました。小物相手に後1手裏剣を目指して後1で成功するのは5回に1回あるかないかでそれ程成功率は高くなく、難しそうな時はすぐに諦めて無理せずトドロクツキで叩く事を心がけました。大会中後1で決まったのは1回だけでしたが、後2なら2-3回決っており、キャンコロ、プライム、スターアビスから手裏剣をおかわりできたことも強みでした。
手裏剣に関しては下記詳細に記載します。

・テツノツツミ/1枚
相手のベンチ展開次第では実質ボスの指令になり、特にライコポン、ルギアのような後ろで育てられている大物を後1から退治するのに重宝しました。使ったことないですが一応つけかえで技は打てます。

グッズ/29枚


・ネストボール・ダークパッチ/4枚
・プライムキャッチャー/1枚
この枚数でこれ以外の採用は考えませんでした。
やっぱりプライムキャッチャーが最強のACE SPECだと思っていて、それをスターアビスでおかわりできるのが強かったです。イキリンコサイド落ちなどなければ後1で半分以上山を削れたので、50%程度の確率で後1にプライムを引く事ができました。

・ハイパーボール/4枚
1枚ヘビボにするかは迷ったのですが、ヘビボを引く頃にはサイドを回収できている事が多く、ミュウのリスタートのために後半に手札減らせるハイパーボールを4枚にしました。

・エネルギーつけかえ/4枚
グッズのMVPで4枚以下は考えませんでした。手裏剣はもちろん、状況次第で前のツキにエネ補充したり、しばられたポケモンに逃げエネ補充になるので重宝しました。

・トレッキングシューズ/4枚
デッキの安定感を上げてくれる1枚で、入れたいカードが他にある時のリストラ候補に度々上がるのですが我慢して4枚採用してよかったです。上手な方はイキリテイク前にあえて使わなかったり、ハイパーボールや器のコストにされたりすると思いますが、自分は後2以降の山札を薄くするためと、上振れを期待してしまい我慢できずに使ってしまってました。薄くなった山に必要札が残っている際に、ダークライでシューズを2枚回収して山を引き切ることもありました。

・大地の器/3枚
枠的に3枚が限界でした。後3に試合を終わらせるのが理想でしたので山札に残すエネは残りのターンの手張り分と隠し札分だけにして、なるべく山からエネを抜いてトラッシュに送り、後2以降の山を薄くする事を心がけました。

・いれかえカート/2枚
ダークライVSTARを縛られがちなので元々は1枚ポケモンいれかえにしてましたがドラパがきつくカート2にしました。

・友達手帳・すごいつりざお/1枚
イキリテイク、ストップで落とした時の回収用に1枚ずつ採用しました

・キャンセルコロン/1枚
プライムキャンコロ手裏剣を決めたいので採用しました。テツノイバラexやクレッフィ、カビゴンの特性を消すのにも重宝しました。

サポート・スタジアム・エネルギー


・オーリム博士の気迫/4枚
このデッキのエンジンで4枚採用しました。

・ボスの指令/1枚
プライムもあるので1枚で充分でした。

・ポケストップ/4枚
グッズが29枚と山の半分近くがグッズのため当たりやすくなりました。ダークライVstarなどの必要札が山に残ってる時は回したい気持ちを我慢しました。山がほぼグッズかエネのみで攻めないといけない時はガンガン回しました。古代バレットやパオなど相手も使いたいデッキの時はカラミティストームで割って番を終えるようにしました。

・エネルギー 悪エネ/7枚、水エネ/3枚
悪6や水2も試しましたがこの配分が一番安定感がありました。

他に検討したカード

・改造ハンマー
ルギア対策で入れた時もありましたが、逆にルギア以外に使い道がなく、ルギア相手で改造ハンマー1枚ではどうにもならない場面が多く諦めて採用を見送りました。

・ツツジ
後半は手札干渉するよりボスを打ちたくて採用を見送りました。

・ネジキ
勝手にネジキが入っていると玄人って印象があり、大好きなサポートで採用したかったのですが出番が少なく見送りました。

・シマボシ
相手に驚いて欲しくて一番入れたかったカードです。プライムをダークライと合わせて1試合で3回使ってみたいという理由だけで採用を検討しましたが、ギャブル要素が強くなり過ぎたので採用を見送りました。

プレイング/各デッキとの対面

JCS2024 対戦記録


以下の不利有利は手元のJCS前の無限PTCGL練習結果を基にした個人的感想で参考程度に考えてください。有利不利というより自分が得意な対面、苦手な対面という意味で、自分よりもっと上手なプレイヤーの方であれば有利対面がもっと増えるかと思います。

不利対面

・ドラパルト
苦手です。責め続けても最後で一気に逆転される事が多々あります。オヤツキに3点乗ると無理なのでオヤツキの展開を我慢するか、展開せざるを得ない時はいれかえカートを温存して3点乗せられたオヤツキを回復させてからくるいえぐるように心がけました。最速月光手裏剣かエネがついたドラメシヤをコツキで狩り続ける事が一番の目標で、JCSの際はそれが上手く決まり苦手だったドラパに勝ち越す事ができました。
よくある展開は後ろのミュウやイキリンコを呼ばれてドラパで倒されつつ、後ろのツキにダメカンを3個乗せて、あとは分散されることが多かったのですが、こちら目線3点なら返しでいれかえカートで回復した後にくるいえぐるれるけど、6点おかれるとそのツキは前のドラパに対し何もできなくなるので分散されるより6点おかれる方がキツかったです。

・ルギア
先2アッセンブルスターでミストをつけらるともう無理なので苦手でした。プライムかツツミを使って後1でルギアVを倒さない限り厳しいです。先1でルギアを2体立てられるのはもちろんしんどいですが、ルギアともう1体展開されるだけで、後1で後ろのルギアを呼べる札がプライムだけになるのできついです。後1で相手のルギアを倒すのが勝利に必要な条件で、無理してでも後1に山を掘り進め必要札を揃える事を意識しました。

・古代バレット
非エクなのに月光手裏剣が効かず一番きついです。簡単にとられるミュウ、ネオラント、イキリンコなどをなるべく展開せずに、前半はポケストを割りながらカラミティーストーム、後半はダークライの悪の波動で後6まで押し切らない限り難しいです。コライドンを放置して、エネがついたコツキを狩り続ける事ができれば勝てる事もありましたが、こちらは手札干渉手段がない中で、こちらが勝つには最短でも6ターンを要する長丁場にになるので厳しかったです。JCSで当たらなかったのは運が良すぎました。

・サーナイト
サーナイトは難しすぎて自分が触ったことがなく、全く理解していないため苦手でした。いまだに相手が次に何をしてくるのか分かっていません。手裏剣をうっても、サーナイトをとっても気づいたら負けていることが多々あります。答えになっていないのですが、サナを使われる方の頭が良すぎるのと自分が未熟なんだと思います。自分の浅い所がバレてしまいました。

有利対面

・ライコポン
イーブンぐらいかもしれません。大怪獣バトルで一番対戦して楽しい対面です。子供はライコポンを好んで使っています。先に殴り出した方か、相手のサイドプランを崩せた方が勝ちます。後攻を取れた方が有利だと思います。くるいえぐった後はスナノケガワで攻撃されるため、後ろを呼ぶ札が必要でプライムやツツミを使って2-2-2を目指します。悪の波動の最大火力が240なのでダークライでタケルライコを倒せるとなおいいです。

・リザードン
あまり苦手意識はないです。後1にロトムをカラミティストームで取るか、ヒトカゲ、ポッポを手裏剣でとりつつ、リザードン、ピジョットが育ったらオヤツキでくるいえぐりにいきます。途中非エクを相手にとらせることができれば、最終ターンに相手のサイドが1になり、ミュウのゲノムハックでリザードンを倒すプランもあります。

・カビゴンLO等
得意で負けたことはないと思います。キャンコロもカビゴンの特性を消して入れ替え札になるので、入れ替え札が4、スターアビス含めると6枚になるからかと思います。ビワが面倒なので入れ替え札をかかえている時は、ハイパーボール等でなるべく手札を減らしておき相手にビワを打たれにくい様に心がけました。

・ロスギラ/ロスバレ
相手のスピードよりこちらのスピードが速く、相手がサイド取り始める時にはすでにこちらがサイドを4枚ぐらい取っていて、あとはガチグマ等を取れば終了の場面にできていることが多く得意です。ミュウでギラティナをゲノムハックするプランもあります。後半のツツジに備えて山を薄くすることとミュウを置き忘れないように気を付けました。

最後に

トーナメントを棄権させて頂いた事に関しまして1点だけ補足させて頂きます。対戦相手の方に責められたのかとのコメントがありましたが、断じてその様なことはなく、自分と対戦頂いた方は皆さん丁寧で親切なプレイヤーの方ばかりでした。対戦終わりに健闘を讃えて頂けたり、1人で参加したので会場に1人ぼっちで座っている自分に応援の声をかけに来て下さったり、皆さん優しくて、その分棄権を決めた際は本当に心苦しかったです。運営の皆さんも棄権を伝えた際に色々と御配慮頂き、御迷惑をかけてしまったことを申し訳なく思っております。

繰り返しですが、今回このような結果を残せて嬉しい感情よりも、ただただ驚いております。世界大会が今年はハワイでやるらしい、ということぐらいしか把握しておらず、その中に自分が選ばれる事は全く考えてませんでした。
自分としてはベスト8の成績や頂いたWCSの出場権も嬉しいのですが、子供が友達に『お父さんポケカで日本ベスト8なんだ!』と自慢してくれたことや、トドロクツキやダークライを好きな方々に喜んで頂けた事、社会人/パパママプレイヤーの方々に祝福頂けたことが誇らしく、それだけでこのカードゲームを始めてよかったなと満足しております。今後も細々とプレイさせて頂くので、どこかでみかけたら声をかけて頂き一緒に対戦頂けると嬉しいです。当面次の目標は子供を大型大会に参加させることとし、親子で楽しもうと思っています。
だらだらと長文すみませんでした。
拙い文章ですが少しでも興味を持っていただいた皆様の参考になりましたら嬉しいです。読み返してみると浅い人間だという事がバレてしまいそうで、今回の成績を疑われないかが心配ですが、どうか寛大な目でみてやってください。
対戦頂いた全ての方々、トドロクツキプレイヤーの皆さん、社会人/パパママプレイヤーの皆さん、WCSに挑戦される選手の皆さんに最大限の敬意を表して締めさせて頂きます。
この度はありがとうございました。

月光手裏剣(以下2024/6/16追記)


大変ありがたい事に多くの方に読んで頂き、その中で月光手裏剣に関して御質問頂く事があり以下追記させて頂きます。

後1月光手裏剣はターボツキの1番の醍醐味で、対面次第では決まった瞬間に勝ち確定となります。ただ無理をして後1手裏剣を目指して失敗すると、後1で攻撃すらできずに番を返し、そこからずるずると相手ペースとなり負けてしまうこともあるので、自分はダークライを絡めて後2以降の手裏剣でもOKと割り切ってプレイしてました。プレイ中に山からどれぐらいの確率で必要札を引けるか考えながらプレイできる能力はないため、基本はその時のフィーリングでプレイしているのですが頑張って言語化してみます。

基本的な月光手裏剣の作り方

基本中の基本ですが、このデッキの手裏剣の作り方は水エネをトラッシュに送り、オーリムでトラッシュの水エネを古代ポケモンにつけて、エネルギーつけかえでエネ2枚をゲッコウガに移動し、ゲッコウガに1枚手張りしてして、ゲッコウガを前に出して手裏剣完成となります。余程上振れた手札の時はつけかえを3枚使って、手張り権を残せることもありますが稀です。このため、後1手裏剣完成に最低限必要なカードはゲッコウガ、水エネ2枚以上、つけかえ2枚枚以上 、オーリム、古代ポケモン、イキリンコ(イキリテイクなしで完成したことは過去2回程あります)、いれかえ札(ゲッコウガかミュウでスタートしていない場合)で、これらがサイド落ちしていないか確認してから手裏剣作成開始となります。

後1月光手裏剣の成功率


後1手裏剣の成功率に関して、後1手裏剣の完成を目指して30回1人回しツールを使って検証したところ成功率は5/30回(16.7%)で、ほぼ体感通りでした(絶対こんなことしてないで仕事をするべきだとは思いました)。成功した際の初手とサイドは下記添付しました。全く動けず後1に何もできないという初手事故は3/30回でした。
前述の通り難しそうな時は後1手裏剣をすぐに諦めてオヤツキかコツキで攻撃することを心掛けていたので、JCS中にロストやドラパ等の小物と対面した11試合中後1手裏剣が決まったのは1回だけでした。事故らない限り後1で掘れる山札は最初のドローを含め平均30枚程で、後でも記載しますが後1でプライムキャッチャーを引ける確率はそれなりに高く、無理に後1手裏剣を目指すよりは、例えばドラパルト対面であればベンチにいるエネがついたドラメシヤを後1で退治することを意識しました。
先2で相手にマナフィを並べられなければ後2手裏剣の成功率はそれなりに高く、後2から相手の盤面を崩すこともできました。マナフィを置かれてもダークライVSTARさえ立てられていればプライムキャンコロ手裏剣を打てました。後2手裏剣は相手の先2の手札干渉やマナフィの有無等にもよるので今回は検証できておりませんが、成功率はそれなりに高く大会中も2-3回決まったと思います。後2以降であればおかわりを含め7回決まってます。このため初手がよほど恵まれていて成功しそうな時は後1手裏剣を目指し、厳しいかもと思ったらすぐに諦めてダークライの展開を優先し、手裏剣は後2以降で狙うことを心掛けました。この辺りの感覚は練習で養いました。マナフィよりクレッフィを出された方がこちらの後1の動きが制限されてきつかったです。

余談ですがこれまで1回だけ後1の8枚で後1手裏剣が確定していた事があり震えました。ゲッコウガ、ネスト、つけかえ2、器、水エネ、ダークパッチ、オーリムが後1の8枚で、ネストでツキをベンチに出して、器で水を捨てて悪1、水1持ってきて隠し札で悪を捨てて、ダークパッチで悪、オーリムで水を1枚ずつツキにつけた後につけかえで前のゲッコウガに移動し、水エネを手張りし後1手裏剣完成!

後1月光手裏剣30回検証

水エネを1枚トラッシュするか2枚トラッシュするか


後1手裏剣は作ろうと思って動き始めるとやること自体は単純なのですが、自分が作りながら1番迷う点だけ共有させて頂きます。それは水エネをトラッシュに1枚送るか2枚送るかということで、それぞれ説明します。

①水エネを1枚トラッシュに送る
トラッシュに水エネを1枚おくり、オーリムで古代ポケモンに水エネをつけて、つけかえでゲッコウガに移動、ゲッコウガに水エネを手張りし、ダークパッチ、オーリム等で拾った悪エネをつけかえでゲッコウガに移動し手裏剣完成

②水エネを2枚トラッシュに送る
トラッシュに水エネを2枚送り、オーリムで古代2体に水エネをつけて、つけかえで水エネ2枚をゲッコウガに移動、ゲッコウガに悪でも水でもいいので手張りし手裏剣完成

違いはゲッコウガへの手張りが水に限定されるか、限定されないかの違いです。つけかえが2枚必要な要求値は①番と②番で変わらないので、②番の方が楽そうですが、器もあるため手張り用の水エネを引く事は割と簡単です。②番は古代ポケモンをベンチに2体展開する必要があり、そうすると他に展開できるポケモンの数が制限され、イキリンコ、ダークライ、ミュウ、場合によってはネオラントを展開したい時のベンチ枠が足りなくなってしまうことがあります。特にこの構築はダークライのスターアビスを使う事を最優先と考えていたので、ベンチが埋まると後2以降の動きが鈍くなるため、①番の水エネは1枚トラッシュに送り、古代は1体展開でもいいとした方が手裏剣の成功率が高い気がします。古代ポケモンを初手に2枚抱えている場合だけ②番を選択しました。もっと単純に考えると悪エネの方がダークパッチを使ってトラッシュからの回収が簡単なのでトラッシュに送る水エネは1枚だけにして、トラッシュするエネは悪エネを優先した方がいいかと思います。

後1プライムキャッチャー/カラミティストーム

後1で後ろに構えたルギアVやギラティナVなどをプライムキャッチャーで呼び出してカラミティストームで退治できる確率もついでに検証してみました。1人回しツールで20回検証したところ、成功率は7/20回でこちらも体感通りで、それなりに再現性が高くなるように構築できているかと思います。特にルギア対面は後1プライムキャッチャーかテツノツツミを使ってカラミティストームで後ろのルギアVを退治できない限りほぼ負けてしまいます。相手のベンチが1体展開の場合は呼び出し札がツツミへと条件が緩和されるため更に成功率はあがると思います。

上記2点は自分なりにこだわっていたポイントだったので長々記載してしまいました、ご参考頂けますと幸いです。

最後に②


ありがたいことにこちらの構築使って頂けたとのお声を頂戴します。嬉しい反面、このデッキは警戒されてしまうと後1からの奇襲作戦ができなくなるので、そんなに勝てないぞと思われてしまわないかが心配です💦
ナイトワンダラー環境での構築に関してもご質問を頂くのですが、JCS以降慌ただしく過ごしており、まだほとんど試すことができておりませんので皆さんのおすすめを教えて頂けると嬉しいです。
またJCSから時間も経ち当時より心境に変化があり、最初の文章から一部修正しました。具体的には自分がラッキーパンチで今回の結果を残せたと思ってしまうと真剣に挑んだ方々に失礼になってしまうと思い、今回の結果に胸を張ろうと思えるようになりました。今後も自分らしく楽しみながらポケカと向き合っていきたいと思っております。
皆様のポケカライフがより充実したものになることを願い締めさせていただきます、ありがとうございました。


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