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カードをしぶとく勝ち越す      TーS6回戦(甲子園)

今季初めて佐藤輝がスタメンから外れた。ホームランを打って試合を決めたりして、打点は増えていった。だが直近は三振が増えて打席の質が一気に落ちた。ここ5試合で11三振は余りにも酷い。率も2割を切って、数字の見栄えが極端に悪くなった。岡田監督はサトテルについてこう語った。「試合で打つことですよ。簡単な事です。ボールを振らないで、ストライクを打ってくれたらいい」と。

毎打席ヒットを狙っても、バッターはせいぜい最良の結果で3割だ。割り切って4打席で1本のヒットを残す考えが必要だ。それが出来ているのが森下。打てる時は固め打ち出来る時があるから、打てない時に1本のヒットを打てるようにする工夫は必要。打席でバットがクルクル回っている姿はチームに影響を及ぼす。佐藤はチームに欠かせないバッターだから自覚を持って臨んでもらいたい。1打席だけでも、何としても絶対に塁に出る心掛けが欲しい。

岡田監督は直接選手に声を掛けたりはあまりしない。だが、選手の動向は常に注視している。気持ちの浮き沈みの機微なんかも掴んでいる。その辺が実に優れている。糸原が試合に向けてキッチリ準備し、スタメンで出たい準備に怠りがないのを知っている。だから昨日は、佐藤の不調と糸原の準備がキッチリ合致したオーダー変更だった。糸原は3安打で結果を出した。

3回まではスイスイと投げていた才木。4回に先頭打者のい村上を四球で出してから一変した。彼には高いレベルの投球を期待しているので、本当に残念だった。球数が一気に増えて5回で降板した。彼の先発の時は7回までは投げてくれると思っているので、早期の降板は痛い。

6回から投げた加治屋がこの試合の殊勲甲だ。彼が抑えてくれたから試合が収まった。1点でも取られればそこでジ・エンド。ある意味リードの展開よりも厳しい環境で投げている。勝ちパもビハインドも投げてくれる加治屋の存在は大きい。

大山のレフト前のポトリで2点を取って逆転。かなり後ろに守っていたのだろうが、アレは大きなプレーだった。一塁ランナーの森下も好判断でホームまで全力で還って来た。それに比べて打った大山は高く上がった飛球なのに一塁で止まっていた。あれは二塁まで走らないといけない。

勝ちパターンのリリーフは前日とは逆で、8回・ゲラで9回・岩崎だった。この辺は相手打線の右左で柔軟に対応するのだろう。

今夜からマツダで3連戦。今日は祭日だが、C-Tだけナイトゲーム。屋外だけに中止の可能性もあります。

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