MAOについて語ってみるが、ケツ論としてはDDTの矛だって話

週の半ばということで、皆さんからのリクエストにお答えして書く特別編です。
今回はMAOさんについて書くことにしました。
もう、このペースだと来年早々に書くことなくなっちゃうんじゃね?ってくらいハイペースで書かなきゃいけないことを書いてる気がする。
まあ、来年も時事ネタでその場をしのぎつつ、なんとか換金し続けられるよう頑張ります。
ちなみに、ゆくゆくは月額課金の読み放題も検討してたんだけど、興味持った人だけが買って読む今のスタイルが実は一番WinWinに近いのかなって思い始めてます。
月額課金がいいって人は逆にコメントやら何やらで私を説得してください。
とはいえ、今後のnoteの在り方は別のタイミングの記事で相談します。

で、MAOさんについてです。
今回のリクエストは

○高梨さんについて
○MAOさんについて
○赤井沙希さんについて

がございました。やはり、人について聞きたいのかな。
あと、特別記事じゃない方の月曜日に出した記事のコメントで

○樋口さんについて
○東京女子について

もございました。
基本的には週半ばの特別記事のコメントのリクエストに応えて書くので樋口さん東京女子について今回は語らないですが。
逆にDDT以外の方が無責任に語れるんで、語り甲斐はあるのかもしれない。
というわけで、また改めてリクエストしてくださいな。

今回MAOさんについて書こうと思ったのは消去法的な意味も、前向きな意味も2つありまして。
消極的な意味で言うと、私が高梨さんについて書くときは今まで言ってこなかった事を改めて述べる必要があるんですね。それを書きたくないわけでもないんだけど、なるべく後回しにしたいなという気持ちがあるのですよ。値段も1000円で売りたいくらい。それくらい私自身をさらけ出さないといけない。なので。
そして赤井沙希さんに関しては、これまた書くことがあるにはあるけども、引退した以上基本的には思い出話になっちゃうんですよ。なのでメッセージみたいになってしまうんでね。

前向きな意味では「MAOさんと平田さんが今DDTの鍵を握っている」とは以前も書いたと思うんですが。それを説明できる機会なのかな、という意味。

ということで、MAOさんなんです。
では、MAOさんについて語らせていただきます。

――――――――――――――
「DDTらしさ」
DDTの選手ならば、あるいはDDTを長く見てくれてるファンならば考えたことのあるテーマだろう。

まず、関係ない話から始める。

プロレスの興行を語る時によく思われている間違いがあって、それは
「面白い試合をすれば、お客さんは増える」
というものだ。
ハッキリ言って、それは間違っている。
いや、正しくは「それだけでは足りない」だろうか。

いくら面白い試合をしていても、伝わらなければお客さんは増えない。
しかも、面白い試合自体は実は伝わり切らない。
「面白い試合をしている」というイメージが広がることが大切なのだと私は思っている。今は「推し活」が世間的に広がっていることもあり、選手個人にフォーカスされる必要もあるのだが。
つまり、お客さんを会場まで足を運ばせるには「動機」が必要だ。
今は「団体が好き」「選手が好き」という動機が主である。
だが、それだけではお客さんの総数は増えない。
そこにもうひとつ何かお客さんにとっての言い訳を用意してあげないといけないのかなと私は思っていて。
例えば「普段より安い」でもいいし、「カードがいい」でもいい。「誘われたから」でもなんでもいい。
来てもらったお客さんに「行ったらなんだかんだ面白い」と思ってもらって5合目。
最終的には習慣にまでなってくれて初めてお客さんが増えたと言える状態になるんだと思う。
つまり、「気になって来てみた」がきっかけだとして、そんな人を「見たら楽しかった」に変化させ、可能ならば「次も来てみたい」にまで思ってもらいたい。

言ってしまえば「面白い試合」は最低条件なのだ。
どのプロレス団体も、面白い。
じゃあ、そこから自分の団体を選んでもらうにはどうすればいいのか。
違いを生み出さなければならない。
さもなければ、今の格付けのまま観客動員がひっくり返ることは無い。

「じゃあどうやって違いを出そうか」

話は戻って、これがつまるところのDDTらしさであると私は考えている。

で、平田さんとMAOさんなのである。
2023年現在、この2人こそが「DDTらしさ」を象徴する存在である。

DDTファンに対して「平田一喜がいればDDTは大丈夫」だと胸を張れる存在になった。
平田さんについてはこの前別記事で語ったので割愛する。

一方でMAOさん。
MAOさんがこれからのDDTの運命を握っていると私は思っている。
なぜか。
シンプルな話だ。

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