見出し画像

息子に教えていきたいこと-好きなことで食べていくには-

私は小さいころの夢は、漫画家でした。
でも、就いた職業は、webデザイナーです。
小さいころには、webデザイナーという職業はなく、DTPなどのグラフィックデザイナーと呼ばれる人達しかいなかった時代でした。

漫画家を目指していた私は、漫画のストーリーの作り方やコマワリ、惹きつける場面の魅せ方などを本などで勉強をしていて、その一つに、パソコンでデジタルの絵を描いたりもしていました。
中学2年生くらいからphotoshopなどを触っていた感じです。
進路先は美術大を希望していましたが、漫画の描ける専門学校に行きたかったです。母に相談したら、絵なんかで食っていけるわけがないと、頭ごなしに反対され、行きたくなかった文系大学(確か英語関係)を受験し、一浪するも、受からず、結果的に、どこにも行けなくなってしまう、という挫折を味わいました。

そこで、私は自分が一番したいことをやろうと思い、自分で選んだバイトをしてお金を貯め、漫画を描いたり、イラストを書いたりして、コツコツを積み上げていました。

もちろん、自分で本を読んで、ホームページの作り方を学び、ホームページを作って作品を公開したり、東京の出版社に何社か回って見せに行ったりもしました。

でも、そこで「自分が思い描いている働き方や暮らし方となんか違う・・・」という違和感を感じました。
東京の狭いトイレや人の多さなどが性に合わなかったり、精一杯描いた漫画をまた、1からストーリー考えて、月1、もしくは週1などであげていかないといけないと考えると吐き気がしました。
夢が現実味を帯びたときに、自分がなりたいものと大幅に違っているということに気づいたのです。

そこで、私は、漫画家を諦め、次にやりたかった、アパレルショップで服の販売員をはじめました。昔から服やファッションに興味をもっていたことから、この道に足を踏み入れたのですが、こちらも、5年も働いていくうちに、本当に好きなことではないと気づきました。

そこで、自分が何をしたいのか、職業安定所に行き、いろんな職業を見てみて、ふと、「デザイナー」という職がとてもやりたいことだと気づいたのです。

そこで、貯めたお金とローンで学校へ行き、webデザイナーという職業になるべく、勉強を始めたのですが、正直、フルで働きながら、1時間半離れた学校へいくのはとてもきつかったですが、勉強もとても楽しかったし、学校生活もとても楽しかったです。

学ぶっていうのは、教科書などを丸暗記したりするのではなく、
夢から逆算して学んでいくことということだと知りました。

今webデザイナーになって15年ほど経ちますが、飽きもしないし、本業でも、副業の個人事業でもさせていただいているし、本当に天職だなと思っています。

でも、もし、自分が何事でも中途半端にやっていたら、きっと親や人のせいにしていたのではと思います。

好きな事で食べていくには、時にキツイときや、体を壊したりすることもあるけど、それでも好きだ、飽きないと思えるようなもので食べていくということだと思っています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?