リズム感が悪いって本当?(ストリートダンス)

ダンスにおいてのリズム感が悪いという考え方はきっと音楽に体の動きが合わない。という事になると思われます。
音楽に体の動きを合わせる方法は様々あります、まずはこれについての考察をしていきましょう。

※音楽を頭で理解する。
・1小節は4カウント(一番スタンダードなヒップホップの場合)を理解する。音楽の手を叩ける所で1.2.3.4のように数字を言う練習をする。
ダンスの場合、2小節の8カウントで繰り返し数える事が多い為、1×8(ワンエイト)を一つの区切りに使う。
※1×8とは 1.2.3.4.5.6.7.8を数える。

イントロ → サビ → メロディ → サビという一般的な曲を捜す。たとえば代表的なこの曲で、説明させていただくと。
イントロは、8小節4×8(フォーエイト)
サビも、8小節4×8(フォーエイト)
メロディ、16小節8×8(フォーエイト)
サビに戻るとなります。
上記のカウントには、1の点、2の点というように数える所に音楽の中の点が存在します。これはあくまで全員の共通認識を簡単にする為の言語のような物なので、これは覚えておくと合わせる大体の位置がわかるという事になります。

※今度は体と音楽を合わせる
今度は音楽と体を合わせてみましょう。動かす所はどこでも構いませんが出来るだけ動かしやすい所でお願いします。例えば、手を振る、首を振る、肩を揺らす等です。

先ほどのこの曲を流しながら、カウントを数えてみましょう。と同時にそのカウントに合わせて体をほんの少し動かしてみましょう。しっかり合う必要はなく、なんとなく1×8数える中で8往復していれば正解となります。なぜなら、カウント自体の数え方も曖昧な状態ですので、気にする必要はなくまたどこでカウントを動きをどう合わせるかも問題ではないからです。もし出来た場合、「リズム感が悪い」ではないとなります。なぜならリズムにあって動けたからです。

では、みなさんが思う「リズム感が悪い」はどのような状態でしょうか?

・ダンスを踊っていて気持ちよくない、または気持ちよく見えない。
・音楽と振付が合っていない、または合って無く見える。
・音楽より早く動いてしまう「はやどり」、ヒップホップダンスっぽくない。

上記のような状態になると思います。

簡単な結論からいうと、体が頭の思った通りに動かせていない。またはヒップホップダンスの音楽の取り方がわからない。の二個に集約されるように思います。
では、体が思ったように動かないとなぜリズム感が悪いとなるのでしょうか?
先ほどのテストでの結果は、1×8で8往復出来たという事になりました。では、どんな時にリズムが狂うのか。自分が動かしづらい所で先ほどのテストをしてみてください。例えば、胸を回すや鎖骨の前後等です。動かしづらい=音楽に合わない=「リズム感が悪い」と認識されていることになります。
上記のような状態が皆さんの言う「リズム感が悪い」だとするとこれは明らかに体の動かし方に問題があると言ってもいいでしょう。
ダウンのリズムを取るときに膝が自分の手や指ほど自由に動いた場合、リズムに合わせるのは簡単になります。そしてこの応用を考えれば振付の時の肘や胸、ウェーブなども簡単に自分の思う通りに動かす事が出来れば、リズムに合わせる事は可能となります。
ここで重要な項目は「アイソレーション」という事になります。
では、アイソレーションで自由に動かせるを考えてみましょう。前や横に動かせるはやっている方も多くおられると思います。では、ゆっくりや早く等の速度、前に行くまでにちょっと回すや綺麗にまっすぐ等の軌道を考えた事はあるでしょうか?
このような繊細な動きもストレス無く出来る事が自由に動くにつながると思われます。

※アイソレーションの詳しい説明は後日ご要望があればお書きします。

今回はリズム感が悪いって本当?がテーマです。今までは主観的に自分が合っていないと思う事について書いてきました。今度は客観的に見たリズム感が悪いについても説明いたします。

まず、ヒップホップ的なリズムがあるのはご存知でしょうか?

ヒップホップダンスの礎を作ってきた方たちによるセッションです。このような方達を見て先生達が勉強をしてきました。それによってヒップホップダンスのリズムの取り方のスタンダードがこのようなリズムになっております。また、同じように新しいヒップホップダンスを見てきた方達にはほかのスタンダードが存在するかもしれません。
客観的にみたリズム感が悪いとはそのスタンダードと合っていないというのが正しいように思われます。そしてその地域やそのスタイルの一般的なスタンダードと外れていた場合リズム感が悪いといわれる事もあるようです。

ヒップホップダンスのスタンダードなリズムを勉強する。感覚で覚える場合と理論で覚える場合があると思いますが、理論の場合多くの文字数が使われる為、この回の記事では書く事ができません。

※リズムの詳しい説明は後日ご要望があればお書きします。

感覚の方で勉強する場合は、多くのダンサーと接するが一番早いです。一番簡単な方法はダンス動画を見まくる事です。

自分はダンス動画サイトを運営している関係で多くのダンス動画をまとめてあります。そしてそのダンスの多くがその独特なヒップホップのリズムのある動画を掲載しております。中にはそのようなリズムではない動画もございますが、色々みていただき感覚的につかんでみるのもいいのかもしれません。
このような動画を見る事で「ヒップホップダンスらしいリズム」のついての見解が身につくと思われます。

はやどりを治す方法は、カウントの1という点にどう合わせるかというリズムの理論の問題と「グルーブ」の意識が必要に思われますが、上記の動画を見てもわかる方もいらっしゃるかと思われますが、礎を作った方々は「おそどり」をしている方を多くみられますのでカウントに対してちょっとでも早い、あるいは完全にタイミングが同じ場合、「はやどり」と捉えて見られる事があるかもしれません。

※グルーブの詳しい説明は後日ご要望があればお書きします。

上記のような状態がみなさんの言う「リズム感が悪い」になると思われます。

まずは、カウントを数えて音楽の順番を覚える。動きやすい体の場所でカウントに合わせ動かしてみる。
このテストでなんとなく合っていた場合、「リズム感」以外に問題があると思われます。

どうだったでしょうか?みなさんは「リズム感が悪い」でしょうか?
適切な合わせかたを練習すれば、音楽に合わせて気持ち良くダンスをするというみなさんの言う「リズム感が良い」は手に入れる事は可能です。
是非、音楽を共存する楽しいダンスライフをお過ごしください。

そしてもしフォローや好き等、様々なサポートして頂ければより多くの情報を書いていこうと思っております。よろしくお願いいたします。

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