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著作権フリーとは?

※ネットに楽曲つき動画をアップするときの注意まとめ
https://note.com/dancer_copyright/n/nd11968615c2a
の「著作権フリー」という表現が誤解を与えかねない、とのご指摘をいただきましたので、それに対する補足記事です。
ご指摘ありがとうございました!

著作権フリー=著作権が存在しないわけではない

著作権フリーとされている音源であっても、著作権自体が存在しないわけではなく、あくまで一部権利を許諾する(=フリー)という表現ですので、
当然、権利者が許諾していない利用方法については違法ということになります。

ですので、権利者が何をフリーとしているのか(許諾しているのか)というところをよく確認して、利用する必要があります。

「商用利用できるか」
「改変できるか」
「再頒布できるか」
など
が定められている利用規約を確認しましょう。

※改変や複製、送信は許諾されていない場合が多いので自分の利用目的に合わせてよく確認しましょう。

「著作権フリー」という言葉自体は誤解を生みやすい言葉ではあるものの、多くの場面で使用されている実態があります。

Googleでの検索結果数は、
「著作権」約 5億4000万 件に対し
「著作権フリー」約 1億1500万 件
      (2020.05.14現在)

また、類似の表現としてフリー音楽、フリー素材、Free BGMなどがありますが、こちらは「無料」や「ロイヤリティフリー」という意味で使われている場合が多く、こちらもまた著作権自体が存在しないという意味合いではないので利用条件を確認すべきです。

著作権法が「無方式主義」という登録や申請などをしなくても自動的に著作者に権利が付与されるルールのもと運用されているため、著作権が<存在しない>ということは基本的にありません。(特許などは登録申請をする必要がある「方式主義」を採用している)
ですので、
いわゆる著作権「フリー」というのは一部権利を特定の条件(利用規約など)のもとに許諾していますよ、という意味で使用されている場合がほとんどであると思います。


以上です。

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【 ダンサーのための著作権プロジェクト 】
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