日記:雑日記 2023年8月
あつかったー。8月。おととい、夕立にあう。玄関を開けたとたんにぱらぱらと降り出し、すぐに大降りになる。雨宿りしている古いアーケードの天井からはぼちゃぼちゃと雨が漏れてくる。僕と同じような人が何人も雨があがるのを待っている。雨は勢いを弱める風もなく、道路や歩道に水たまりを広げ続ける。このまま待っていたら、時間に遅れてしまう。しょうがなく、小さな赤い折り畳み傘をさして夕立のなかに進む。リュックサックを前に抱える。白いカッターシャツは雨に濡れ、肌の肌色が透けている。靴が濡れないよう