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Dance Sharesスタートしました!

2021年6月5日(土)

神戸・新長田に劇場を構えるダンスボックスにて、ダンス・アーティストの広場「Dance Shares」がスタートしました。
ここでは、ダンスにまつわる様々を共有したり、個々では実現しにいくけれど集まることでできることを実行してみるなど、アーティスト主導で動かし、実践する新たな形を探しています。

Dance Sharesの詳細はこちらから

初回となる今回は、実来場とオンラインを併用しながら、メンバーの顔合わせととにかくディスカッションを行いました。

話題は、
・コロナ禍でどのように稽古やクリエイションをしているか
・オンライン越しのコミュニケーション法の工夫
・外出自粛などの期間やコロナ禍の社会状況がもたらしている身体の変化や気づきについて
などなど

昨今の状況をシェアしたり、実際この場に在る身体を異なる媒体ごしに伝えることについて話が盛り上がりました。
とくに印象的なのは、オンライン越しにクリエイションや稽古をする時には、実際ひとつの場に集まる時より一層、双方からの熱量が必要だという話しでした。逆に言えば、双方に熱量が同じであれば、画面越しのコミュニケーションも気負うことがないのかもしれません。

立体的な身体や、その場の空気などオンライン画面越しに伝えることも読み取ることも、まだまだ開拓しようがあると感じるとともに、様々な工夫(例えば、イメージが膨らむような「言葉」を使ったり、カメラの真正面に立つのではなく少し斜めを向くことで奥行きを表現するなど)を共有するなかで、多様な考えを垣間見たような気がしました。

わたしは実際劇場に集まって参加したのですが、話に熱中する中でふと、カメラに向かって話すことやパソコンに声を聴きとってもらうことばかりに気を取られていることに気がつきました。
実際にここに在る体や、ここに集まった他者の存在、この場の空気感も、共にシャットダウンしてしまっていたような。後半は、この場にいる人の背中を見つめてみたりしながら、話されている言葉を聞き、時には話し、他者の視点を興味深く受け取りました。

(内田結花)

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