踏み変えもリードでできるとペアダンスの自由度はさらに広がり、やさしさも向上する

社交ダンスは「足を揃えたら踏み変える」ということがルールになっていますが、アルゼンチンタンゴでは踏み変えはリードで行うので踏み変えをリードしなければフォロワーは踏み変えません。

アルゼンチンタンゴはこの点で、社交ダンスより自由度が高くなります。

右足の次は左足、左足の次は右足、足を揃えたら踏み変える。これが社交ダンスのルールですが、この踏み変えルールのために振り付けではなくソーシャルに踊る上ではできることが限定されてしまいます。

踏み変えのリードというのは、とても小さなものなので、フォロワーが気づくのがむずかしいものです。
しかし、踏み変えレベルの小さなリードでもフォローができるようになると、目には見えないようなより繊細なリードで踊れるようになります。

アルゼンチンタンゴのリードはとても繊細なので、フォロワーにとってはとても優しく感じることでしょう。力で無理やり動かされてるわけではなく、どこにも力が入っていないのになぜかそう動いてしまう、そんな感覚を味わうこともできます。

こういった点が、社交ダンスがアルゼンチンタンゴから学ぶべき大事なところになります。より自由に、よりやさしく踊るためには、踏み変えをリードで行えるレベルのより繊細なリードが必要になります。

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