見出し画像

2月号(№243)編集後記

毎年2月号の恒例企画「二十歳のつどい(旧成人式)」はいかがでしたか?毎年のことですが、取材現場では若者たちのみなぎる活力についていくのが精一杯で、精気を分けてもらうどころか、しぼんだ風船のようにして帰途につくのがお決まりに。

それはそれは盛り上がるだろう若者たちの同窓会に思いを馳せながら、家で一人いつもよりちょっと良さげなビールで一息つくのが、取材の疲れを癒すささやかな楽しみとなっています。

この機会に今から20年前へタイムスリップしてみましょう。

この年の流行語大賞に選ばれたのは、元衆議院議員野中広務さんが放った「毒まんじゅう」、もはや伝統芸能の域に達したテツandトモの「なんでだろう~」。そして、当時早稲田大学教授の北川正恭さんが提言し話題となった「マニフェスト」の3語が年間大賞に。

漫才日本一を決めるM―1グランプリを制したのはフットボールアワーで、SMタクシーのネタは今見ても当時と変わらず笑えます。

テレビ番組では、人生に必要のないムダ知識を紹介する「トリビアの泉」が大ヒット。昨年、インターネットの大手ウェブサイトが発表した「復活してほしいバラエティー番組ランキング」で堂々の1位を飾るなど今もなお根強いファンに支えられているようです。

報道が過熱し、お茶の間に不穏な空気感を突きつけてきた謎の白装束集団「パナウェーブ研究所」。有害だと主張する「スカラー波」に固執し、ありとあらゆるものに渦巻き模様をあしらう不気味な出で立ちに視聴者は釘付けになりました。

いたましい災害により不穏な幕開けとなった今年の元旦。とどまることを知らない物価高騰に加え裏金問題に揺れる永田町。20年後の日本はどうなっているのでしょうか(新)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?