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6月号(№235)編集後記

息子たちが通う久慈小学校の運動会が無事に終わりました。日程は土曜日の予定でしたが、久慈小「恒例」の雨天延期を経て、日曜日の開催に。汗がにじむようなじわじわとした暑さの中、子どもたちの元気な声が校庭に響き渡りました。

新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行して初めての運動会。新型コロナ感染拡大以降の運動会は、学年ごとに時間帯を分散、参観人数の制限など感染防止対策が実施されてきましたが、今年はコロナ禍前の全校規模に戻す形となりました。

また、児童のマスク着用は児童本人や各家庭の意思を尊重する形に。児童が歯を食いしばって走る姿や、大声を張り上げて応援する姿に、子どもたちの成長と学校の一体感をより強く実感する機会となりました。

久慈小では競技を徒競走、リレー、チャンスレース、ダンス・表現、応援合戦などにしぼり、おおむねお昼でお開きに。コロナ禍で定番化した時短を継続する形となり、運動会の新たな形を模索する学校側の苦労を垣間見たような気がします。

ヘアケアブランドが実施したアンケート調査によると、子どもの運動会を約8割の人が楽しみにしている一方で、新型コロナによる運動会の中止や時短について、内心ホッとしている人が半数以上に上ったそうです。その主な理由は「早朝からの場所取り」、「お弁当作りと保護者参加のリレー」、「炎天下の撮影係」、「仕事を休まなくてはいけない」などなど。

中には「コロナ前のやり方が正しいとは限らない」、「先生の負担増を考えると無駄は省くべき」との意見も。新型コロナを契機に、時代にマッチした学校行事のあり方を探る時期なのかもしれません。

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