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9月号(№226)編集後記

政治と宗教に関する話題がワイドショーを賑わせています。次から次へと明らかになる政治家と教団の関係に「またか」とうんざりしてしまいます。

話題は横道にそれますが、アメリカのテレビチャンネル「ディスカバリーチャンネル」がユーチューブで配信している「アーミッシュ in NY」をご存じでしょうか?

この番組は、アメリカのペンシルべニア州周辺で超禁欲的な暮らしを営む宗教集団「アーミッシュ」に迫るドキュメンタリーで、5人の若者が禁欲から解放され生まれて初めて文明にふれる様子に迫ったプログラムとなっています。

アーミッシュの暮らしぶりを紹介すると、電化製品は持たず移動には馬車を使用。男性は無地のシャツに黒いズボン、女性は丈の長いワンピースにエプロン、ボンネットと呼ばれる白い帽子を着用するのが決まりで、派手な服装や化粧はおろか、読書、音楽鑑賞などの娯楽も禁じられています。

生まれ育った土地の文化や閉鎖された社会に疑問を抱いだ5人の若者が田舎を離れニューヨークへ。共同生活を送る中で発展する5人の対立やロマンスを10本の動画で紹介しています。

若者たちが都会の真ん中で夢を追い求め、自由に恋愛を謳歌する様子にハラハラドキドキの連続ですが、アーミッシュの人たちが抱く番組の感想は「テレビが無いから見ていない」だそうです…。

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