7月号(№248)編集後記
5月号、6月号と立て続けに特集した「春のニューオープン」ですが、読者の皆さんから大変ご好評をいただきました。まんまと調子に乗って、今月も2店舗のニューオープンに巻頭を飾っていただきました。物価高騰によって消費者の財布のひもがなかなか緩みませんが、勇気をもって店を興した店主たちに改めてエールを送りたいと思います。
新装開店といえば、ド派手な折り込みチラシや新聞広告がつきものですが、最近のトレンドは少し違うようです。
企業や自治体の広報活動は、サービス内容やブランド戦略によって方向性が異なりますが、最近ではインスタグラムやフェイスブックなど、インターネットのソーシャルメディアを使ったPR活動が注目を集めています。
その一方で、減少傾向にあった看板、大型ビジョンなど街の景観と一体化した屋外広告が見直されています。背景には新型コロナの5類移行やインバウンドの隆盛によって本格化した人流回復があるようです。
渋谷駅前の広場には、飲料メーカーの広告で大谷翔平選手の巨大屋外広告がお目見え。ファンがこぞって訪れる人気のスポットとなっています。また、JR新宿駅の大型3Dビジョンに映し出されるねこの映像が話題に。裸眼でもビジョンを飛び出して見えるねこの映像は、メディアやSNSで拡散されました。
屋外広告は、わざわざその場まで足を運ばなければ見られないものではありますが、訪れた人が写真を撮り、拡散することで絶大なPR効果を生む可能性があるとされています。
キーポイントは「わざわざ」の希少性。ということで、わざわざ買わないと見られない、有益な情報が満載の本誌広告欄へのご協賛をよろしくお願いいたします。(新)
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