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11月号(№240)編集後記

ダナスは今月号で2003年秋の創刊から満20年を迎えました。心より御礼申し上げます。

この小さなまちで20年もの間、タウン誌の灯を一度も絶やさず灯してこられたのは、日頃から支えてくださる読者の皆さまをはじめ、地元企業の皆さま、寄稿者の皆さま、販売店の皆さま、自治体関係者の皆さま、挙げればきりがないほどお世話になっている皆さまのおかげに他なりません。

私が編集部に入ったのは、創刊から4年半後の2008年春でした。右も左も分からない、よちよち歩きの記者になって初めての現場が「やませ土風館」の開業でした。

2011年には未曾有の災害を目の当たりにし、人の強さや変わりゆくまちの形を見続けてきました。

震災翌年にはのん(能年玲奈)さんが初めて久慈市を訪問。ほんわかした語り口に癒されたのは言うまでもありませんが、今もなお強い絆で結ばれた「第二の故郷」との関わりを見守ってきました。

災害の爪痕は市内中心部にも。猛烈な大雨により市内各地に冠水被害をもたらした2016年の台風10号。全国から駆けつけてくださったボランティアへの感謝の気持ちは、しっかりとこの胸に刻まれています。

自然災害に匹敵するほどの影響をもたらしたのが新型コロナウイルスの感染拡大です。グルメ系の企画を積極的に展開し、苦境に立たされている飲食店を微力ながら応援してきました。

よちよち歩きの27歳は、年齢とともに目方と経験を重ねすっかりおじさんに。20年目も変わる勇気を持ちながら変わらない事の良さを見極めていこうと思います(新)

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