オフグリットについて [勉強編 part1]

だいぶご無沙汰していた。前回投稿したのは、約1ヶ月前。更新が滞っていたブログを再開させたく昨年途中まで書いて放置していた文章を整理して投稿した。

僕の苦手な事は圧倒的に「継続力」である。何かを始めるのは得意なのだが長続きがせず、このISAK留学記も、ISAKラジオもやりたいと思った時だけ書いては、放置という悪循環が続いてしまっている。

が、そんな悪循環が続いてしまっては、ISAKの日常での日々の学びを書き留めるというこのブログも目的が本末転倒になってしまうので、これからはコンスタントに投稿していきたいと強く願っている。自分がブログを定期的に書くことを「強く願う」というのもなんだか変な表現だと自分でも思う。

前置きが長くなってしまった。。。

このブログの本題はタイトルにもあるように「オフグリット」について学びを書き留めていく事である。

僕がなぜ「オフグリット」について学んでいるのかということだが、理由は来週の月曜日から始まるインターンの事前課題とでも言っておこうか

インターン先は街づくりの会社で、僕は社長の鞄持ちをさせてもらうことになっているだが、その社長さんから、「最近renegerative architectureに興味があって、建築のオフグリッド化が可能なのか?とか色々読んでみて是非教えてほしいー!」と言われたので「オフグリット」のプロフェッショナルになっておこうと意気込んでいる。今日が初投稿と、スタートがだいぶ出遅れてしまったが、一応鞄持ちは7/7からなので、1週間と少し勉強時間はある。

さて、そもそも「オフグリット」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
正直僕はみたことも、きいたことも、なかった。ましてや、それがどんな建築なのかは想像することすらできない

ググって一番上に出てきた定義が以下である
「オフグリッドとは、電力会社の送電網につながっていない状態、あるいは電力会社に頼らずとも電力を自給自足している状態を指します。 「グリッド」とは送電系統(電線を伝って電力会社から家などに送られる電力網)を指し、その送電系統と繋がっていない(オフ)状態です。」

つまり、「電力を自給自足している建築」ということだな。。。
が現代社会においてそんな事は可能だろうか?僕の中で様々な「問い」が生まれた。

  1. 大都市の建築でオフグリット化は可能なのか?また、可能にするためには「何が」必要なのか?

  2. 既存の建築をオフグリット化することは可能なのか?

  3. 何十年も存続する構造物がすでに建ってしまった現代社会を完全にオフグリット化するにはどのくらい時間がかかるのだろうか?

今日「オフグリット」の学びの題材として紹介するのは、
「 再生する都市」の誕生 ── 腐敗する建築、循環するマテリアル:特集「NEW NEIGHBORHOOD」という記事。

能作文徳さんという建築家は、新しく作る個人事務所兼自宅をすでにある建築物のひとつを自ら壊し、再構築していくことでを建てるという決断をした。当記事では、その体験がどのようにして彼の建築家としての考え方を変化させたのか、、、能作さんが自分の口で語っている。

また、この記事は二つの要点によって構成されており、
それは、「生成的な建築」の定義
次に「生成的な建築を増やすには "都市" と "社会" はなにが必要か?」という問いに対しての一つの答えである。

記事から引用 :

「品川区西大井に位置するこの建物は、鉄骨4階建ての中古住宅に、その名の通り全階を貫く「あな」を開け、改修しながら建てられた。」

それでは「生成的な建築」とはなにか?

そもそも「生成」という言葉の意味すらわからなかったので、調べてみると。

「ものを新たにつくり出すこと」と定義されていた。

最初の問いへ戻ると能作さんは自らの実体験から、「考えてはつくり、つくっては考えるという思考と実践のサイクル」を「生成的な建築」と指している。

既存の建物に穴を開けて作るという過程で、ハプニングと偶然が多発し、計画が様々な方向に変化したと言っています。そんな体験から能作さんは、建築 = あらかじめ全てを計画しておく考え方だと、その場の状況に応じた建築物を作れないという気づきを得ます。

それこそ正に上記で定義した「生成的な建築」である。

またそうした「持続可能な建築」を学び追求していくにあたり、「生態系の一部の建築」を志すようになったそう。

「建築を通して、ほかの生物や土壌、太陽などが絡まり合っている状態をつくりたかったんです」と記事でも話している。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?