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ダム湖での取組について

続けての投稿!
夜ですが、おはようございだむ☀️
今の想いを綴っておきます💡
長文覚悟してお読みください🙇‍♂️


第二回イベント開催


2月27日、第二回のダム湖イベント開催しました✨
佐賀市富士町の栗並運動公園と嘉瀬川ダム副ダムの湖面を使って。

この頃から、栗並という地区の名前と、何もない空間をキャンプでハック(+泊)し、何も残さずに帰るというゲリラ的な活動とを合わせて、KURINAMI CAMP HACKという総称でまとめていくことにしました。僕が勝手に笑

第一回があまりにも心地良過ぎて、このまま帰るのは惜しい、このままここで飲みたいよね…飲むと運転できないから一泊だよね…次、泊まるか…!
ということで、第二回は、遊びと焚き火と食と酒「焚きBEERキャンプ」として開催✨
このときから新たな仲間、飲食やってるけんたろさんが加入してます✊

サップやキャンプで楽しんだ後、けんたろさん特製ジェノベーゼパスタと豚汁を堪能!
ジェノベーゼは、いつも参加してくださってる先輩の自作ソースを使って♪

夜はけんたろさんのアウトドアバーでカクテルを作ってもらい、焚き火やトーチを囲みながら料理を作り、お酒でしっぽり🍸
夜まで語り、就寝。冬山を心配してたけど、寝袋とコットが大活躍!ハンパなく快適に眠れましたよ😲

極め付けは、1人朝活サップ!
朝日を浴びながら大自然の中でのサップは、も〜〜〜〜〜たまらんです😆

最後テンション低めで片付けて、終了。
これまた、控えめに言って最高の会でした。

これまで、ダム湖のサップが最高で、サップを引き立てるための地上の取組はどうすればいいか?という視点で考えてましたが、どうも少し違ったようで。
今回、いつもサップやってるからいいやとのことでサップをやらずにキャンプを楽しんで帰られた方。普通にめちゃ楽しんでました。スウェディッシュトーチで遊んだり、キャンプ飯堪能したり。
ほかにも、自分が作りたいピザとかを作って、振る舞って満足する人がいたり。
なんかこう、人それぞれやりたいことやって、満足できる空間というんだろうか。
マルシェとかとはどこか違う、みんながみんな主役で。
トーチの火起こし頑張って、火がついたら、もうそこがその人のテリトリー、ベースになっちゃう。ちょっと料理頑張って、お裾分けもできちゃう。もうそれだけで、自然満喫、楽しさ無限大。
ダム湖サップは大きな魅力だけど、一つのメニューだったのかなって。
もう少し取組やってみたら、またその先が見えてくるかもしれない。果たしてこの取組はどこに向かうのか、この何とも言いようのない楽しさは何なのか?

さて、第三回は!?

実は5月22日、大きめのアウトドアフェスをやろうと話してます。

ムフフ、乞うご期待。…時間がないですが泣
最近zoomの調子が悪く、わたくし透け気味w

で、自分以外の2人はイベント経験豊富だろうけど、自分が不安過ぎるので、その前に試しときたいということで、第三回として4月17日、ちょいとチャレンジします!

サップ、テントサウナ、ブッシュクラフト(火起こし体験やバターナイフ作り)、アウトドアパンとカマドでピザ作り、キャンドル作りワークショップにスパイスカリー出店!
ヤバい!いきなり大きい!🤣
まぁ、死ぬこと以外かすり傷ということで🤣
「SAGA SAUNA SUP CAMP!」
https://fb.me/e/1rsk6OLbV

プロジェクトへの想いについて

さてさて、前回の記事にも書きましたが、
https://note.com/damunchu/n/n0818e496c5c3

ダム湖だけで取り組んでも弱い、共感を得られるストーリーが作りにくいといったことをスクールで指摘されてます。
確かに。

以前、いろいろと地域課題とか調べてみたけど、そこまで意義のあるものはあまり見出せず。
もっと林業とかエネルギーとか絡めた大きな括りで考えてみることに。
そしていろいろ調べていくうちに、これは面白いかもしれないと思ってきたことがあります。

RESASって聞いたことありますか?
内閣府が作っている「地域経済分析システム」というもので、各種統計データでいろんな分析をして、比較もできるので指標として使えるデータです。

例えばこれ、佐賀市の林業の総収入と経営体数の推移。佐賀市の山といえば、富士・三瀬・大和がほとんどなので、おのずとそこでの林業の話になります。経営体数が減少している一方、総収入は増えているので、事業者あたりの収入は増えている!という見方もできますが、その性質を見てみると、大半は「林作業請負収入」で、「林産物販売金額」は少ないことがわかります(それでも5年でかなり増えているようですが)。

これだけ見てもピンときませんが、次、林業が盛んと聞いた日田市と見比べてみます。

経営体あたりの数字なので、よく見やすくなりましたが、「林作業請負収入」は佐賀市の約半分、「林産物販売金額」は佐賀市の約2倍となっています。

では、「林作業請負収入」とは何か?簡単に言うと、林作業を請け負ったことにより得た収入のようです。
もう一つの「林産物販売金額」は、森林からの生産物の販売額で、主に、製材、パルプ・チップ、合単板などだそうです。

これ、思ったのですが、「林作業請負収入」は、森林の整備のために、おそらく主に自治体などから支払われる委託費なのかなと。
「林産物販売金額」は、木を自分たちで商品として売って得た収入なのかなと。

ではもう一つ見てみます。林業が盛んと聞いた熊本市との比較です。

もはや歴然とした差がありますね!
批判を恐れずに言うならば、熊本市の林業者は、人(税金)からもらう仕事ではなく、自分たちでつくる(売る)林業の仕事で稼いでいる…のでは?
「それはその土地土地で事情があるだろうから、別に違ったって良い悪いとかじゃないだろ!」とかって思われるかもしれませんし、自分の知識も少ないので理解が違っている可能性もあります。

確かに、佐賀の人工林率は全国No.1だとか言われますし、林業者は減ってるので山は荒れていく一方で、整備のための委託をしてでも、山を維持管理してもらうのは立派な仕事だと思います。

しかし、そこで出てくる疑問があります。
「では、もし山が綺麗に整ってしまったとしたら?」
整備の委託がかかりません、じゃあそこからいきなり商品を生み出して稼ぎが生み出せるか?
…稼げないことで、また林業者が減ったら、山は荒れ、また繰り返しに…

もう少し邪推な見方をすると、山が整わないことでメシが食える(整備のための委託が続くから)のなら、しっかり整えようとはしないというインセンティブすら働きかねません。山が整わない限り、メシが食える可能性は高いからです。

この形はあまり健全ではないですねぇ。
自分たちで商品を売って稼ぐからこそ、山をもっと整備して林業のやりやすい山にしようというインセンティブが働くし、なんだか健全ですよね。

(↑↑このへんの分析、間違ってたらご指摘ください。やっぱり、林業関係者から見たら、いい気はしないでしょうし。)


例えば。
佐賀市の山間部でサウナが流行ったら。薪が売れる。住宅の建築に比べたら総量は少ないかもですが、定期的に材を使うものは、定期的な需要が見込めますよね。薪ストーブ、ペレットストーブも似ている気がしますが、季節的な差はありそうです。
化石燃料で暖を取るより、エコでもありますよね。薪を燃やすのは、カーボンニュートラルという考え方があり、燃やして出た二酸化炭素は木が吸ってくれてプラマイゼロとなるので、結果的に大気中の二酸化炭素は増えませんよという考え方です。
ほかにも、温泉旅館で木質バイオマスボイラーを導入するとか。最近知ったガシファイヤーというものは、生木のまま燃やせて、めちゃくちゃコストも安いみたいです。
http://arc-nippon.com/gasifire-top/

あくまで素人考えの例ですが、こういったものが普及していくと、佐賀市の林業の改善にも繋がるかもしれません。
ただ、やはり佐賀市としての産業(林業)×エネルギー×アウトドア×教育といった、大枠の考え方を掲げないと、なかなか民間だけでチャレンジしようと思える分野でもない気もします。

とりとめもなく書いてきましたが、ダム湖の話に戻ります。
ダム湖って、水を溜めて川に流し、川から海に繋がるし、逆に、山の水が流れてくる場所でもあり、森川海との接続点じゃないかなと思います。大雨の時は大量の流木が溜まるし、林業とも繋がる部分がある。発電してエネルギーを作る場所でもあるし、自然環境の保全と破壊の相反する二つが入り混じる場所でもある。そんなダム湖からプロジェクトを広げていくことで、いろんな可能性に繋がるんじゃないかなーとかも思いながら、いま、ダム湖で真面目に必死に遊んでます。

また、手が加えられ過ぎていないところがいいと思うんですよね、佐賀の自然って。だから、自分の手で遊び甲斐があるし、開拓しがいがある。「これ、自分でもできる!」が増えていく。ワクワクが増して、次に次に、自ら動き出す。自分もその一人です。何かをきっかけに、自分にもできる!が増えていくと、いつのまにか勝手にやっちゃってる。そんなきっかけにもなればいいなと思います。
で、そのためには、アウトドアガイドのプロって、めちゃくちゃ重要なんです。何もないところに遊びや楽しみを生み出すことができる人の存在。これからの佐賀にはなくてはならないと思うんです。でもまだまだぜんぜん遊んでない。もっと遊びを日常化しないといけない。
だから、「たいようアウトドアー!」のよーしんさんをめちゃくちゃ応援するんです。
https://sun-outdoor.jp
食の大事さや、自然との関わりなどは「旬工房あぐらん」のけんたろさんが教えてくれるのです。
https://www.facebook.com/aguranaguran

そして、役所の人間である自分が、プレイヤーとして動きつつ、役所の人間にしかできないような役割を担っていく、その先には何かしらの公民連携事業の形が見えてくるんじゃないかと思ってます。

はい、クソ真面目な話はこれで終わり!
ダム湖でサップ、最高です!
テントサウナもやるんで、ととのいましょ!
サウナとサップでサ活!
4月17日、佐賀市富士町にて!
よろしくお願いしだむ✨
https://fb.me/e/1rsk6OLbV

しっかり稼がねば。
稼がねば、続かないだすー!
(自分は公務員なので、もちろん懐には入れません!)

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