週報11月③
リッピングしたもの
Vinyl
浅野達彦 - 巨人のドシンの後を追って(2004/2023)
岐阜出身のギタリスト/ミュージシャン、浅野達彦による『巨人のドシン』のサントラ。『巨人のドシン』はニンテンドー64の64DDという周辺機器用のゲームだったようで、その後ゲームキューブ用に発売されたという経緯があるみたいです。これの音源は64DD版の模様。もともと出ていたメディアファクトリー(リクルート系→KADOKAWA)からのサントラは長らく廃盤で、今回の再発は東京の<Silent River Runs Deep>から。Eblen Macariの再発もここですね。浅野達彦氏はというと、蓮実重臣のPACIFIC231に参加もしていたようで何か通じるものがある音楽性。ギタリストならでのギターの比重が多いバレアリック/エレクトロニカ、ほんのりトライバル。鳥の鳴き声も入っている。ニューエイジリバイバル等を経てここにもリーチした感じですね。今回のゲーム要素。
Tim Story - Glass Green(1987)
80年代から活動するアンビエント作家で、ジャーマン好きにはRoedeliusやMoebiusと共演してた人、という印象が強い。これはWindham Hillからの作品で、ピアノと必要十分なシンセが絡み合うアンビエント作品。けっこう日本人の琴線に触れやすそうな作風。実際これ以前から国内盤も出ている。確かにRoedeliusとも共鳴するところがある。
Afrikan Sciences - Circuitous(2014)
Eric Douglas Porterによる、名義がもうアフロ・フューチャリズムなAfrikan Sciencesによる2014年作。PANレーベルから(Melting Botから国内盤も)。PANといえばClub寄りの電子音楽の尖ったのを出しているという(薄い)イメージ。Flying Lotusとも呼応するような、ポリリズミックなコスミック・ハウス/ビート。
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