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週報8月①


リッピングしたもの

Vinyl

  • Milton Nascimento & Wayne Shorter – A Barca Dos Amantes(1986)

Djavan、Marcos Valle、Jorge Ben JorとかいったMPBの錚々たる音楽家の中でも代表的とも言えるMilton Nascimento。これはサンパウロでの1986年のライブを収録したもの。キーボードの音色にちょっと80年代色を感じてよい。

  • Akitsa - Totale Servitude(2019)

ケベック州モントリオールのカナディアン/フレンチブラックメタル。1999年のデモの再発。以前取り上げたアルバムと違い、デモテープが元なのでさらにローファイ色が強い。アシッドフォークみたいなアコースティック曲もある(音割れまくり)。LP化の再に時間が余っちゃったのか片面いっぱいにジャンク感じの強い追加曲?入ってます。

  • The Caveman - Yeah… (1986)

ファズトーンズなどをリリースしていた<Midnight Records>から出ていた一枚。アルバムのリリースはこれだけのガレージバンド。歪ませというよりジャキジャキした感じで、ローファイながらもけっこういい曲もある。

CD

  • Chocolate Lips - Chocolate Lips(1984)

藤原美穂(MIHO)が組んでいたアーバン・ファンクバンドChocolate Lipsの唯一のアルバム再発盤。カリフォルニア・クライシスという80年代のビデオアニメで同名の主題歌も歌っていた。米国ミュージシャン?で脇を固めているのでファンクネスはガッツリですが、最終的に和・歌モノになるのがいいですね。

GAME

  • ドラえもん - ハドソン/竹間ジュン(FC,1986)

 ファミコンプレイヤーの間ではハドソン版ドラえもんとか言われているゲーム。もう片方はエポック社の「ギガゾンビの逆襲」とサブタイトルがつく方。こちらも沓掛隆志氏による音楽が人気がある。ハドソン版ドラえもんの音楽は竹間ジュン氏で、2面中盤の不安を煽る曲、3面でのドラえもん主題歌をベースにした海底編での曲が特に良い。海底編の曲のリフで音の強弱を利用してるのが良い(三角派とノイズ以外は音量可変のようです)。竹間ジュン氏は特にボンバーマンの音楽家として有名で、ファミコンの『ボンバーマン2』(1991)ではADPCMによるオーケストラヒットのサンプリングなどを利用したブレイクビーツっぽい感じのがあってカッコイイ。ブレイクビーツ志向は『スーパーボンバーマン3』(SFC,1995)なんかでも感じられます。
 竹間ジュン氏はゲーム音楽で有名なものの、本業はアラブのナイという楽器の奏者。ソロとしても1986年に『Divermento』という作品をリリースしており、2019年にRVNG Intl.参加のFreedom To Spendから『Les Archives』として再発。この作品は80年代のエスノ・ニューエイジ、ヘンテコシンセ・ワールド音楽といった趣の名作。



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