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週報12月③


リッピングしたもの

Vinyl

  • Gli Aborigeni – Canti E Danze Dell'Australia Del Nord(1981)

フランスの名門レーベルArionのUniverso Folkloreシリーズから。オーストラリアの先住民アボリジニの音楽。アルバム名は『オーストラリア北部の歌と踊り』とのこと。地を這ううねるディジュリドゥ?の音と拍子木みたいなパーカスと声。ディジュリドゥってワールド音楽における有名楽器みたいな印象だけであんま知らんかったのだけど割と不穏な音だと思った。


  • La Fe - Rico!(2021)

カナダはバンクーバーのDaniel LincolinとモントリオールのMichael Redによるユニット。なんかShackletonも思い出す、トライバルにダブっぽい深めのスペイシー感を足したような。でもそんな重くなくて聴きやすい。Daniel LincolinはNAP名義でアンビエントもやっている。

  • Cromagnon - Orgasm(1969)

ESP-Diskから1969年にリリースされたNYのバンドOrgasmによるアルバム。93年に以降ちょいちょい再発されてきたカルトな名盤。伝説のレココレ本にも載っていた。音楽は米国版アモンデュールかと思うほどのパーカスと唸り、叫び声、コラージュの狂騒。あっちよりもふざけたイメージがありジャンク感強い。日本のサイケデリックロックバンドGhostによるカヴァーも必聴(2007年のアルバム『Stormy Nights』より)。この盤はSandのリイシューで有名?な仏Rotorelief。

GAME

  • 源平討魔伝 巻ノ弐 - ナムコ(1992/PCE/ナウプロダクション)

 源平討魔伝は1986年にリリースされた、源平合戦をモチーフにした和風アクションゲーム。90年にPCエンジンに移植された他、X68000やファミコンにも移植。ファミコン版はちょっと何ですが。PCエンジン版が好評だったのか出た続編が『巻ノ弐』。前作は「暴れん坊天狗(FC)」なども担当した中潟憲雄氏で、2017年には記念版サントラも出ている。プログレッシブロックバンドAQUA POLISとして演奏したバンドVerなども収録。高校の同期である大友良英氏による演奏提供も。PCE版のサウンドがないのだけが少し不満。
 今作も中潟氏かなと思いましたが、どうもスタッフがかなり違っているようでナウプロダクションの奥山氏(ファミコンの高橋名人の冒険島Ⅱなど)が担当してるみたいですね。スタッフロール表記は「がっぴー氏、おっくん氏、ひろよん氏」。やや影の薄いこちらの作品もBGMは十分かっこいいです。前作の和風プログレみたいな路線をちゃんと継承してると思います。


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