米ぬかを撒こう!

米ぬか、それは玄米を白米に精米するときに出るものである。ぬか漬けに使うものとして認識されているだろうが、今回は、これを荒れ地や畑に撒いていこう。目的は二つだ。
 一つ目は、除草効果である。当たり前だが、草というものは植物であって、日光を必要とする。米ぬかを投入することで、そうした雑草――もっとも、成長したのではなく、小さいのが主になるが――を防ぐことができる。
さらに言えば、こうした米ぬかは有機物である。そんな有機物を微生物がいる土壌にばらまけば、自然米ぬかは分解される。分解されるときに熱を発する。そうした分解熱は結構なものである。この熱が土壌を熱くし、雑草の根を傷め、種を使い物にならなくするだろう。 
 二つ目は、すぐ上のことと関連するが、有機物肥料としての役割である。米ぬかをばらまいておけば分解され、元肥として役に立つ。ある程度期間をおいてから種をまけば、植物はよく成長するだろう。そして、こういう有機物肥料は、分解されることで土壌の改良にも役立つ。本来だめな私としてはまったくもって肥料をまくという行動が面倒ではあるが、さすがに肥料なしで農業をやるというのは限界があるし、米ぬかを撒くくらいは甘受すべきだと思わないでもない。除草も面倒だし、米ぬかを撒くことで少しでも除草・防草ができれば、やる価値はある。


 ただし、米ぬかを直接すでに作物があるところに撒かないこと。分解過程の熱や、微生物の増殖によって、作物に悪影響がある可能性があるため。その場合は、あるいは安全にやる場合は、米ぬかでぼかし肥料を作ること。面倒なので、私がこれをできるかは怪しいが(実際やっていないし)、ぼかし肥料を作れば、すでに発酵済みで、失敗は少ない。


何よりも、だめ人間にうれしいのは、この米ぬか、コイン精米機から無料でたくさん手に入ることである。コイン精米機検索エンジンを利用して近くのコイン精米機に行き、大量の米ぬかを手に入れて開墾予定地に撒いたり、開墾して種を蒔く前に撒いておいて、ただで土地を改良しよう!

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