子ども食堂などに対して思う事


https://core.ac.uk/download/pdf/154933924.pdf

子ども食堂と行政の違い



 「貧困」と言うと「生死をさまよう」飢餓状態をイメージされがちですが、OECDは「所得の中央値の半分以下」を相対的貧困と定義しています。これに基づくと、日本では「7人に1人が貧困状態」となります。相対的貧困状態には、食事もまともにとれない極貧家庭もありますが、大半は飢えるまでには至っておらず、きちんと服を着てランドセルを背負って通学もしています。

 私は前者を「赤信号」、後者を「黄信号」といった信号の色で表現しています。極貧をはじめ深刻な虐待や非行、不登校などの専門的な支援を必要とする子どもが「赤信号」で、経済的理由で修学旅行に行けない程度の子どもが「黄信号」です。「黄信号は大したことない」と思う人もいますが、たとえば修学旅行に行けなかったことがいじめにつながるなど、ちょっとしたことで赤信号に落ちるケースは少なくありません。黄信号と赤信号はつながっているのです。



 そして日本では、この黄信号の人たちへの支援が不足しています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202010_00002.html

ヤングケアラー


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