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便秘と痔について

内臓下垂による便秘と痔

肺が、精一杯空気を吸って、下腹部までじゅうぶんに酸素を送っていれば、お腹全体(脾臓)の筋肉が動いて、血液の循環が良くなり、下腹部の筋肉も強くなるから、中の臓腑が下垂するということはない。

また普段から、そのようにしっかりとした深い呼吸であれば、その中にあるすべての腑。 例えば、 大腸も動き、便秘もしない。

本来、人間は、誰もがそのように創られているはずである。

食べた物は、胃に入って二時間も経てば消化する。 そして、必要な物は肝臓へ行き、肝臓の中の血液の白血球、赤血球、血小板とあるうちの、血小板に乗って体内を回る。

必要のない物(食毒)は、肛門、膀胱から、便と尿として排出される。

それを出さないで入れておくと、まず、体が冷えてくる。 要するに、出てこないで体内を回り、老廃物として残っている。

すると女性であれば、便秘をしている時、例えばよく、
「化粧のノリが悪い」とか、
「肌が荒れてくる」と言っているが、
それは単に、便が大腸の中にいるだけではなく、
からだ全体を回っているという状態である。

それほど悪い影響があるならば、 「下剤を飲んできれいに絞り出してしまおう!」というわけにも行かない。

なぜなら、 肛門筋肉が開かない。
特に、女性の場合は、 子宮と卵巣のすぐ下に、膀胱と尿道、肛門があり、
下垂してきた内臓は、これさえも圧迫してしまう。

従って、食べた物、飲んだ物が、もう既に消化されていながらも、肛門筋肉も尿道筋肉もほとんど開かない。

結局は、幾日もの間、便秘に苦しみ、また、残尿感にも終始悩まされている。

現在、こういった現代女性が最も多く、生理になり、子宮が重くなれば、肛門も、尿道も、出口が完全に塞がってしまう。

そのために、便も、尿も、まったく出なくなっているのである。

だから、単に「便秘」と言っても、肛門が開かない。便は、肛門の直ぐ上まで来ている。

中には肛門の回りを一生懸命に押してみる人もいる。 それでも肛門筋肉が開かない。

本人にとってみれば、非常に汚いし、難しい。

本来誰もが、間違いなく、 上から物を入れれば、 下から出るように創られているのに、その排便と排尿が、何日も、何ヶ月も、何年も、完全でなければ、全身に回ってくるし、やはり、体臭も臭くなってくる

それでも本人は、いつまでも便と尿と仲良くしているから分からないかもしれない

例えば、公衆トイレの中に入った時は、 「臭い」と思っても、そこに長くいれば臭くなくなる。
同じように、慢性の便秘の人は、常に、大腸菌と友達で、自分の体の中の物と慣れ親しんでいて、臭いが判らない。

しかし他人は臭い。

その上、オリモノまでも多ければ、それは好きな男子にも嫌われてしまう

健康な人は、三食食べたなら三回、トイレへ行く。

毎日食べた物はきれい
に出し、食べた時に胃の辺りは膨れたとしても、消化すれば直ぐに元にもどる

大腸の中は、いつも空である。だから、下腹部が膨れるということはない。 宿便もない。

そして尿の色も常に透き通っている。

健康な人の体には邪気がないし臭くない。

人間の体は常に、臓は充実。 腑は空でなければならないと決められている。

例えば、人間が死んだ時。 やがて、細胞が腐敗して臭くなってくる。 どんなに厚いコンクリートの中に埋め込まれていても、臭くなってくる。

同じように、便秘の人は、
その大腸の中の便が腐っている。三日も四日もお腹の中に入れておいて、やっと出た時には臭い。 生きながらにして、細胞も腐っているかも知れない。

それを医学では、「急性大腸炎」とか、「直腸癌」と言っている。

肛門の上には、三・五メートルもの大腸がある。 その大腸の中には卵が入ってるわけではない。 すべて大便である。

その人の腹の中にはウソとクソが入っている

それを「便秘症」という人がいるが

「便秘症」ではない。 肛門が開かないだけである。 その嘘とクソを出せばいい。

しかし、どうしても出ない。 それは、肛門が開かないためである。

要するに、 肛門筋肉に血液の循環がない。

そこがまったく弾力もなければ、ウンともスンとも言わない。
自分の声で「ウン」とか「スン」とか言っても、開くはずがない。

これは笑い事ではなく、すべて、筋肉の問題である。

しかし、 医学でも、何でも、このことは決して解らない。 例え 「肛門科」へ行っても、「肛門筋肉に血液の循環がないから便秘をしている」とか、
「子宮下垂に原因がある」とは絶対に言わない。

しかし、女性の便秘のほとんどの原因は、この「内臓下垂」 「子宮下垂」が原因である。

そしてこのことは、特定の年齢に限られた問題ではない。

このように、肛門が開かなくて「便が出ない」と言って便秘をしている女性が非常に多いのだが、反対に、肛門が、一年中、開いている人もいる。

すると、普通に座っていても、ウンチ臭いプンプン臭ってくる

例えば、そのことに苦しんでいる小学生の女の子が、学校へ行って、椅子に座っていると、授業中でもウンチ臭い。

すると周りの子供に、 「臭い!?」 「オエッ」「臭いよ」
と言われる。

その娘は、家に帰ってきて母親の顔を見て、「臭い!」と言われるから、何とかして治してほしいと、一部始終を話す。

本人も、自分の肛門が開いたままになっていることをよく分かっているから、本気になって、その肛門を閉めようと思う。

だが閉まらない。 結局は、あちこちの病院を回って歩く。 しかし、どこへ行っても、その肛門は閉められない。

催眠療法を試してみても無駄である。

それも簡単に、筋肉の問題である。

肛門筋肉に血液の循環が悪く、筋肉に力がないということである。何のためにないのか。

血液の循環が良くなれば、簡単に閉まる。閉まるようにできているし、開くようにできている所である。

ただ、血液の流れの問題である。

医学に「肛門科」という科がある。だが、 大腸の延長だとは考えられない。

肛門筋肉とは、大腸の延長である。

そして大腸は、人間の肺と関係している。
肺が精一杯呼吸をするから、下腹部の筋肉に酸素が送られ、腸が動いて便が出る。

しかし、内臓下垂によって、 体型を崩しているために、精一杯、呼吸ができないから腸が動かない。従って肛門も開かない。

その上、現代女性のほとんどは、内臓が下垂しているために、子宮が肛門と陰部の間に入ってしまっている。

つまり、極度に下垂した子宮が、膣の筋肉を上から押していて、その真ん中の穴の両端にある肛門と尿道を圧迫している。

そのために、便は肛門まで来るのだが、どうしても肛門が開いてくれない。

だから、トイレへ行って肛門の周囲を指で押してみる。 このことはきっと、便秘の人であれば
大体分かっているはずである。

自分でトイレへ行ってみて、頑張ってみた時に、何かが邪魔をしていて肛門が開かない。

肛門をいくら開こうと思っても開かない。 その出口の近くに物を置いて、栓がしてあるのに、「出ない」と言っている方がおかしい。

それでも、「よし、今日は頑張って出さなくちゃ」と思って力を入れて踏ん張ると、真ん中の穴から出てくる物がある。つまり、子宮が、陰部から外に出てきてしまう。

そのような経験は、今これを読んでいる女性にも、大勢の人にあるはずである。

どうしても出そうとすると、真ん中から子宮が出て来てしまう。その時に、陰部と肛門の間が締めつけられたような痛さがある。

それは、子宮が下垂して、肛門と陰部の間に子宮がいるためである。

そればかりでなく、肛門を開こうとしても開かない女性の場合、 栓がしてあるのに、
無理に力を入れて出そうとするから、肛門が脱肛してしまう。だから 「痔」の悩みは、男性よりも女性に多い。

要するに、自分の子宮を上に上げないと、便は出てこない。

子宮が自分の定位置に戻れば、肛門は開く。

人間の肛門筋肉というのは、とてもすごい筋肉である。 その筋肉が開くから、便が出てくる。

その筋肉が開いて排便し、また筋肉が上に上がるから肛門が閉まるように精巧に創られている。

ところが今、下がったままで上がって行かなくなってしまう人が多い。 そして下がったままで肛門が閉まるから、「脱肛」 になる。

肛門を外に出した
まま閉めるから痛い。

これは、男性の場合も同じことで、常に内臓が下垂しているために、まったく肛門筋肉に力がないということである。

食べた物は、二時間経たないと消化されないし、栄養分と不純物に別けられなければ出てこない。だが、二時間経っても、二日経っても、二週間近くなっても、一向に
便が出てこない女性は、大勢いる。

それは、食べても食べても出ないのに「食欲だけがある」と言って
ブクブクと太って物を食べている者もいれば、

痩せていて一見スマートに見えるのだが、る力もなく、やっと食べた物を出す力もないという人など様々である。

特に、痩せていて、筋肉が硬く、骨に張り付いてミイラのように乾燥している人は、その体だけではなく、便まで乾燥して硬くなっている。

しかも、これも肛門筋肉が開かない。そして、三日も四日も、一週間も便秘をしていれば、この辺でそろそろ出そうとした時、硬いままで便をしようとする。

本人は、何とかして出したいから、肛門筋肉が少しは裂けても、切れても、頑張る。すると、「切れ痔になる。 そして、生理でもないのに出血して驚いている。

その肛門がしっかりと開けば、一回で出てくる。 しかし、正しく開かない女性がほとんどである。

例え何か出てきたとしても、チョコチョコと開くだけで、ポロポロ
と山羊のような便を出している。

酷い場合は、力を入れ過ぎて、肛門筋肉が裂けたり、脱してしまう。

このことは、現代人に内臓下垂の人が多いために、男女に共通して言えることだが、
いわゆる「切れ痔 脱肛」と言われる痔の原因はこれである。

特に、肛門の筋肉。本来、それは、どこよりも堅く、どこよりも強い筋肉である。

その肛門筋肉というのは、常に、きれいに、 ピタッと合わさっている。 それがビラッ開くから、三・五メートルの大腸の中の便は出てくる。

かといって、三・五メートルの便が出てくるわけではない。

便には、ある程度の湿度があって、大きさがあって、長さがある。 肛門筋肉が正常にグッと開くと、例えば子供は、皆、太くて大きい便を出す。

大人になってから、 肛門筋肉が開かないために、細い便を出している。 または兎ののようにポロポロと、コロコロしている。

人間は誰も、決して、ポロポロという便をするように創られてはいない。

特に、便秘をしている人は、その、鹿の糞のような物を出しているが、それは、肛門筋肉が
きちんと開いてくれないからである。

そのために、ボロボロと肛門から千切れて出てくる。

人間の肛門は、飴の工場の機械ではない。

要するに、食べた物、飲んだ物に水分がある限り、それを消化するための人間の体その全体の六五パーセントは水分である。

だから、「私のは柔らかめ」 「俺のは硬めだ」
ということではなく、人間の便は、ほとんどが水分であると決められている。

そして、それが漏れてこないように、食べた物のカスを排出する肛門の中の両側には、
タコの吸盤のようなイボがある。

もし、そこに吸盤がなければ、その上にある三・五メートルの大腸の中の物が、いつも垂れ流しの状態になってしまう。

しかしやはり、呼吸が浅く、内臓が下垂していて肛門筋肉に力がない人は、先に述べた脱肛とは別に、そのイボが伸びてきて外へ出てしまう。 これが「イボ痔」 である。

このように、イボが出てくるからイボ痔。 裂けるから切れ痔、裂け。また、弱くなった肛門筋肉が飛び出てくると脱肛である。

というように、 痔には、三種類あり、痔瘻を入れて四種類ある。

それは、言葉として、文章として読むには、簡単なことかも知れない。 しかし本人にとってみれば、とても苦しいことだし、女性にとっては、決して口に出して言える
ことでもない。

それでも、その悩みを解消するために、その人達は、日夜トイレの中で色々な努力をしている。

しかし、どんなに薬を塗っても治らない

だから、人によって、切れ痔があって、出血している人もいれば、イボ痔があって、一年中排便する時に痛いという人もいれば、 脱した物を指で入れようとしている人
もいて様々であるが、

例え、その人その人によって症状が違っても、それはすべて、結果である。

原因はどれも、内臓下垂。 そして呼吸が浅いことに問題がある。

特に痔瘻とは、肛門事態に問題はなく、肺と大腸の関係である。

肛門とはまったく関係なく、肛門と陰部の間。 その場所にポコッと飛び出てくる物がある。 その脇が痛くなってくる。 それは、声。 呼吸の関係である。

要するに、声楽家とか歌手。 講演会などで、常にスピーチ 大声で話す仕事をしている人。 予備校や学習塾の講師。

また、痩せて猫背になっている学校の先生にも多い。

こういった人達は、気をつけないと、そこに腸が出てくる。

だから、そういった職業の人は、いついかなる時、どんな場合でも、間合をおいて、ゆっくりと話さないと、大腸にも、 肛門筋肉にも負担がかかり、特に痔瘻のように、陰部と肛門の間に大腸が出て来てしまうということになる。

それはやはり、下垂した内臓に押されて腸が出てくるという結果である。

またこれは、男性に多く、女性にはないのだが、その代わり女性の場合は、そこに子宮がつっかえている。

要するに、何度も言うように、下垂した子宮が自分の膣の中にいる。

そして、人によって差があるが、女性の陰部と肛門の間そこには、三〜五センチくらいの筋肉がある(会陰)

その筋肉は、とても丈夫で堅い。

例えば、足のカカトを自分の
指で押してみても堅い。

ところが、その筋肉というのは、堅くて、押してもいても駄目だというほど堅い。

そしてどの人も、その部分と頭の天辺が繋がっている。

しかも、その陰部と肛門の間の丈夫な筋肉とは、女性の内臓を固定するために、非常に大切な役割を果たしており、もしもこの場所が傷ついていたり、柔らかくブヨブヨになっていれば、

その、女としての肉体だけではなく、精神的にも、大変な障害
を招くことにもなる。

例えば、 分娩 お産の時、産道が思うように開かないとなると、早く胎児を取り出さなければならないために、現代医学は平気でその場所を切り裂いてしまう。

それによって、 「その後どうなるのか?」ということは考えない。

それこそ、ハサミで、ジャキッと切ってしまう。要するに、会陰切開である。

また、普段から、肛門筋肉に力がないために、お産の時に気張り過ぎて、やはり、肛門が脱証してしまう女性も多いのだが、「裂け痔」の話ではないが、もしもその時、
母体が気張りすぎて、陰部と肛門の間の筋肉が、自然に切れてしまうと、後でもっと大変なことになる。

要するに、 先にも述べたように、この筋肉は、非常に堅くて、丈夫な筋肉である。骨なのか筋肉なのかというほど、堅い筋肉である。

それを切ってしまった後に、裂け
てしまった後に、どんなに上手に縫い合わせようと、その表面だけは癒着して治るかも知れないが、中の細胞そのものは、切れたまま何ヶ月も、何年も、それこそ一生、治らないかも知れない。

医学の上では、それが「割合きれいに治る」と言っているが、

ほとんどの人が、 本当はそうではない。

そもそも、お産が終わってしまえば、色々と手伝ってくれた病院も、空港の改札口のようなものだから、そんなことは気にも止め
ない人もいるかも知れないが、

それによって、その陰部と肛門の間が、四六時中ジクジクと痛い女性が、現在、 非常に多く、そのために、尿が漏れている者もいる。

そしてその場所は、必ず、頭の天辺と繋がっているから、その人は常に、頭に何か被さったように重くのしかかって来るような物がある感じがしている。

さもすれば、その陰部と肛門の間と繋がっている部分、要するに、頭の上の筋肉に血液の流れが悪くなり、そこだけが禿げているかも知れない。

今、これを読んでみて、「あー、やっぱりそうだったのか・・・」と、気づいている人もいれば、その苦しみを誰にも分かってもらえず、精神病院に入院させられ、 精神安定剤にドップリと漬かっている女性も多いかも知れない。

この陰部と肛門の内臓を支える筋肉とは、女性にとって、それほど大事な物である。

そして今、こういった「お産の後遺症」に悩む年配の女性だけではなく、その部分が、いつも痛痒く、やはり、頭の上も重く、痛いという若い女の子も、 非常に多くなって
きている。

それはすべて、生まれる前から持っている自分の子宮が、その部分膣の中まで極度に下垂しているために、筋肉が真っ直ぐ下まで引っ張られているのである。

絶対に、頭の上には何も乗っていない。 地球に引力があるから、中の物が下へ下がっている。 原因はやはり、内臓を支えておく、お腹の全体の筋肉に力がないこと。

脚を曲げて体型を崩し、呼吸が浅いことに問題がある。

また、男性の場合でも、 脱口とか、裂け痔、切れ痔に悩んでいる人は、ほとんど頭が痛い。

「頭が痛い」 というのは、先にも述べたように、頭の天辺の筋肉が悪い。

それは、自分の耳の一番高い所と鼻峰を、頭上に辿って、それが交わる延長線上の所鍼灸学
上で言う任脈督脈線に係わる百会/通称、ふえむき)に原因がある。

だから、どんなに痔に悩んでいる人であっても、肛門だけを診ても治らない。

では、どうしたら治るのか。
ここからが、 痔の手術をした人も、していない人も、一番知りたい所であると思う。

だが「治ればいい」「痛みが取れればいい」「椅子に座れればいい」「車が運転できれば
「いい」と、ただそういうことではなく、まずもう一度、自分の呼吸はどうなのか。 体型はどうなのか。 普段、膝を曲げて歩いているのか。筋肉がどうなっているのか...。

そのことをしっかりと自覚できなければ、必ず同じことを繰り返すことになる。

なぜなら、その肛門は、私自身やお医者さんの物でもなければ、水戸の御老公様でもない。 自分の肛門である。


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このような時代に、人間がどの様にしたら、健康に幸せに生きて行くことが出来るのか、明確にこちらのブログで書き記していきます