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「ノートルダムの鐘」神奈川芸術劇場 2018-08-29

2018-08-29
ノートルダムの鐘、千秋楽です。

神奈川芸術劇場では5月から。
2016〜17年に四季劇場秋で3回観てから、今年春からの神奈川芸術劇場で最後のノートルダムです。

今回没頭できなかったのもあるのですが(別投稿で)、以前みたときよりもキャストのみなさんの熱量が増していた気がします。
正しく、正確に!!の四季ではあるのですが、長くやってきてだんだん変わっていったのか、勢いと若干の走りがあった気がしました。

フロローは芝さんで2回、野中さんで2回観れました♪
今回の野中さんのフロロー。以前の優しいお父さん・・からさらに情熱たっぷりに感じました。
自問自答するというより、湧き出た感情をコントロールできずにぶつけてしまう、という。
エスメラルダが手に入らない・・カジモドに裏切られた・・・2つの愛情から憎しみへの変化が出てしまった感じ。
とても人間くさくて、とても悲しい人でした。
やってることはDVとか、暴力的なんだけど、それでもなぜか悲しく見えてしまうのは野中さんの魅せ方でしょうね。
弟の子供を自分なりに育てた、という愛情と誇りも見えますしね。

芝さんはストイックで、自分の変化にも戸惑い、どうすればいいかわからない不器用な人、流されてしまった人。
野中さんは大人で理解はしているが、抑えられないもどかしさやるせなさに苛立ち爆発する人、自分で切り開いた人。
どちらも鬱屈してはいるけど、正反対のフロローをとても興味深く観れた作品でした。

最後は野中さんが千秋楽のご挨拶と、名古屋公演にむけてのお言葉をお話くださいました。
数多いカーテンコール、みなさま精一杯腕を振って下さいましたよ♪

THE HUNCHBACK OF NOTRE DAME・・・
ト書きを読むような歌と演出。
ディズニーの他の作品とは違うような世界観と原作重視のストーリーに、なにかこれからの変化を感じた作品でした。

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