「ジキル&ハイド」 2016-03-17

2016-03-17
国際フォーラムでジキル&ハイドを観てきました。

石丸幹二さんのジキル。真面目で実直なジキルは本人に本当にあっていると思う。
ハイドになったときの狂気も、少し柔らかすぎる?…と思ったのだけど、それがジキルから引き出された、隠された狂気、野心なのだと思うと納得。

鹿賀丈史さんの時は、まさに豹変!リミッター解除!な感じだったのですが、どちらのアプローチもジキルとしては魅力的だなあと思います。
大柄の鹿賀さんに比べてやや小柄な方の石丸さんは、マントもちょっと大きめのような気がして、圧力で押すというよりはオペラ座の怪人のように「ヤバイ奴」って空気で押すタイプ。
ハイドの時に歩幅が狭めだったのも神経質さを強調していたと思う。

濱田さんの娼婦ルーシーは、あどけない無垢な少女が背伸びして…でも展開についていけず…???だったり…。 大人っぽい悟った役が多い濱田さんですが、すごく可愛らしかった!

逆に年下のはずの笹本さんのエマ。父親に対してはいつまでもかわいい娘でキャッキャしてて、でもジキルに対しては芯を持って対等に接する、キレイだけの女性ではなかったところが素敵。
派手さではルーシーに負けちゃうけどwww

アターソン、キャスト確認せず見てもすぐに「石川禅さんだ!」とわかってしまう、見事な友人役。
ちょっとコメディ洋画吹き替えを見ているようなところもありましたが、友達で弁護士で空気を読むのがうまくていろんな人の緩衝材になっている、人柄がよくでていて好感もてた。

曲もギターやドラムがいなかった・・?純粋なオーケストラは久しぶり。

難点を言えば・・国際フォーラムCのB席は左右の非常灯が消えないので、かなり気になる!
頭からマフラーを被ってしまおうかと思ったくらい。
メガネの横になにか細工をして視界をさえぎるか…
次に行く時は自作しようと思います。

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