オカンが、好きなアカペラグループの名前を忘れたらしくて~ゴスペラーズ編
※ IT コンサルボーイさんのミルクボーイパロディ(https://togetter.com/li/1485668)に触発されて第二弾。深い意味はありません。やってみたかっただけ。
「オカンが、好きなアカペラグループの名前を忘れたらしくて」
「ほな一緒に考えるから特徴ゆうてみ」
「男声五人の、早稲田大学のアカペラサークル出身のグループらしいんよ」
「おー、ゴスペラーズやないか?」
「俺もそう思ったんやけど、オカンは、マイナー過ぎてマニア以外知らんって言うんや」
「ほなゴスペラーズとちがうかー」
「ゴスペラーズは言うまでもなく、日本で一番有名なアカペラグループや。アカペラグループとして初のオリコンランキングトップ獲得、日本ゴールデンディスク受賞など、圧倒的な知名度を誇っとる。去年メジャーデビュー25周年を迎え、日本のミュージックシーンに多大な功績を残しとる。」
「大ベテランやな。」
「先輩としてラッツアンドスターがおるが、彼らはドゥワップミュージックを原点としている点においてゴスペラーズと違う。ゴスペラーズはジャンルを問わず挑戦してて、アカペラの可能性を日本に知らしめた男たちやな。」
「あと、アカペラグループのくせに毎年、演劇の公演してるとか、俳優の堺雅人が出演したことあるとか。」
「ゴスペラーズやないか、彼らは1年に一度、芝居と歌をコラボったツアーをやっとる。堺雅人も早稲田大学の出身で、ゴスペラーズのリーダー(村上てつや)と酒井雄二がちょこっとだけ在席してた演劇サークルで出会ったらしい。その縁で売れない時代の堺雅人は、ゴスペラーズのツアーに参加しとって。」
「まさかのコラボレーションやな」
「堺雅人が初めて演じた殺陣のシーンはゴスペラーズのツアーなんや、これ豆知識な。」
「あと、ボイパじゃなくて、ヒューマンビートボックスの人がおる」
「ゴスペラーズや、酒井雄二や!アカペラグループでリズムパートをボーカルパーカッションとするが多いが、ゴスペラーズではヒューマンビートボックスの多彩な音色を音楽にとりいれとった。ボーカルパーカッションとヒューマンビートボックスの違いは割愛するな。」
「パイオニアやな」
「日本で初のヒューマンビートボクサーは Afra というのが定説やが、酒井雄二は大学時代からそのスキルを獲得しとったと言われとる。HIKAKINがヒューマンビートボックスを始める遥か昔に立ち位置を確立しとったんや。」
「あと昔、お昼休みにうきうきウォッチングしてたって」
「ゴスペラーズやないか!そのフレーズは伝説のお昼バラエティ「笑っていいとも」。デビュー間もない頃、あまりにも売れなくて、一時期レギュラーもってたんや。その頃のゴスペラーズはコミックバンド枠やったな。」
「いまも愉快な感じやけどな」
「コミックバンドは実力がないと生きていけん。ゴスペラーズのすごいところは、全員がリードボーカルを張れる歌唱力と個性をもっとるところや。メンバー全員の声質がバラバラやのに、半端なくハモるところにある。アカペラ界のキセキの世代やでほんま。関係ないけど、無性に黒子のバスケが読みとうなってきた。Amazonでぽちっとこ。」
「ほなゴスペラーズで決まりかー」
「せやで、オカンの好きなアカペラグループはゴスペラーズに間違いないで」
「ただな、オカンが言うには、ゴスペラーズではないっていうねん」
「ほなゴスペラーズとちゃうやないか!先に言えよ。
俺が黒子のバスケ全巻大人買いしたのなんで止めへんのよ。まあ、もう買ってもうたし、読むけどな。」
「ほんま申し訳ない」
「どうなってんねん!」
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