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つらい、つらいね。バスに乗ってる時もご飯食べてる時もテレビ見てる時も涙が止まらない。心に隙間がたくさんある、その隙間に冷たい風が入り込んで悲しくなる。忘れたくないことたくさんあるはずなのに気付いたらどんどん消えていってさ、嫌なことだけはいつまでも鮮明に覚えてるの。心のなかにずっとあった大事なことも忘れてる気がして怖い、私が今感じていることも明日にはもう忘れてるんじゃないかと思うと怖い。私ひとりだけ置いてかれた気分。大切な人がずっとずっとこの空の続く場所にいますように。色んなことが重なって、その一つ一つが重すぎて、私のこの心だけじゃ足りないみたい。もっと大きくて広い心がたくさんあればいいのに。私の小さい心で全部抱えるのすごく苦しいの。でもね、あのちょっとむかつく先生も誰にも言えない悩みと悲しみを抱えてるんだって。抱えてない人はいないんだって、みんな孤独があって、悲しみを知らない人は知らないところで誰かを傷付けてるんだって。なんだ、やっぱりあの先生の心はすっごく優しかったじゃん。あとね、明るくて元気ですっごい可愛くていつも楽しそうなあの子も知らないところで苦しみと闘ってた。なのに私はその子のこと幸せそうで羨ましいなーとか思ってたんだ、そんな表面でしか人を見ていなかった自分がとてつもなく恥ずかしい、ほんとに浅はかな考えだったなって。でもあの子は強かった、転校するって聞いていっしょに大泣きしたけど、その子は｢前に進むために自分で選択して決めたことだから、辛いけどこれからがんばるね｣って言ってた。向き合ってた。強いなあって思ったよ。でも弱いところもいっぱいあったんだね、そのままでいいんだよって言うことができてたらよかったのかな。でもあの子は自分の力で変えたから、きっと大丈夫。だから私もがんばるね。みんなでいつか安心して笑える日がきたらいいよね。湯船に潜って涙を誤魔化して嗚咽した。もう全部ぐちゃぐちゃで不安定でおかしくて何回も心を破壊されてぼろぼろで自分でもなんでこんなに辛いのか分かんなくなってきてどうしようもなくて。でももう進まなきゃ。時が止まってるままじゃだめなんだ。がんばるね。