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導火線の解剖学

What's ありバク?

freeeでは、毎年2/14のバレンタインに日頃お世話になっている人へ感謝の気持ちを伝え、「"あり"がとう」を大"バク"ハツさせるイベントを開催しています。ありバクは、すべてのfreeers(freeeではたらく仲間)が参加できる社内イベントです。このnoteではありバクの運営メンバーでのイベントについての振り返りをお届けします!

ありバクの基本システム
【1】投稿
感謝したい人に専用システム「ありバク」を使ってメッセージを送信。
【2】通知:
メッセージをもらった人は「メッセージが届いた」ことだけ通知がくる。
【3】ありがとうがバクハツ!
2/14当日に自分宛にもらったメッセージが届く。

「ありバク」システムの投稿画面

自己紹介

爆発する会社規模・出社人数

dakara:「ありバク」はfreeeの数あるイベントの中でも、みんなが一番楽しみにしているイベントという印象がありますよね。

kussy:そうですね。

dakara:昨年はkussyさんがイベントのオーナーとして、コロナ禍の影響でリモートワーク中心の環境だったことを受けて、イベントを通してオフラインのコミュニケーションを意識した場づくりを意識されてたと思うのですが。

kussy:そんな感じだった気がします。

sakas:朧げかい!!!え!!!

写真(ツッコミ、sakas、kingが驚いて笑っている写真)

kussy:あんま覚えてないな笑!

これはfreeeあるあるですが、あまりに濃密な日々なのでfreeeでの1年間はもう3年ぐらい過ぎたんじゃないかと感じるぐらい濃い目です。kussyは覚えてないようですが、1年前にnoteを書いてるので、昨年の様子を知りたい方はどうぞ。

kussy:今年はオーナーをdakaraさんに引き継いでもらいました。勤務体制も会社規模も変わったことで、イベントの目的や形も変えていったんですよね?

dakara:そうですね。コロナも明けて、会社の出社方針がフル出社と環境が変わったので、コミュニケーション活性化という目的はもちろん継続しつつ、新たな課題に向けて目的は見直してました。

saks:今年はどんな課題を感じてたんですか?

dakara:会社規模の拡大に伴い、社員数が膨大に増え、新入社員に限らず、既存社員にとっても、知らない人が社内にいる戸惑いやぎこちなさは多少あるんじゃないかなと。
また、freeeでは社内アワードや定期的な全社集会の場があるのですが、そこで活躍されている人以外にも、スポットを当て、賞賛したい人がいるという声をいただいてました。それは、普段表に出ないような影の活躍者だったり、社員だけじゃなくアルバイトの人たちなどなど…
なので、全社員が参加できる「ありバク」で、感謝の気持ちを伝え、その感謝・賞賛を伝播させることで、社歴・役職・雇用形態・勤務地関係なく、みんな平等に賞賛される場を創出することを目指しました。

オンラインの体験価値を向上

sakas:で今回、特に力を入れたのがオンラインの体験価値の向上だと思うんですよね。その点、いろいろやったと思うんですけど、まずは公式キャラクター「ありバクくん」の誕生かなと。ありバクくんはどうやって誕生したんですか?

ありバクくんというバクがカラフルなハートを美味しそうに食べているイラスト
ありバク


dakara:イベントオーナーに就任した時に、漠然と考えていたんですが、、、背景はもう忘れちゃいました・・・笑

sakas:全員忘れてんじゃねーか!

dakara:ただ、「感謝を伝える」というシンプルだけれど、一番血の通った社内イベントだからこそ、みんなが愛着を持てるように象徴をつくって、興味を持ってもらえるひとつのフックにできないかなと考えていたと思います。

sakas:うんうん。

dakara:本番はメッセージがバクハツされる14日ですが、メッセージを投稿する期間もイベントの醍醐味だったりします。
より大勢のfreeersのみなさんに参加(投稿)してもらうためにも、投稿促進の告知をSlack等で打つのですが、そこでありバクくんが大活躍で。笑
運営から「投稿しましょうね〜」と言われるより、ありバクくんというキャラクターを通してアナウンスする方が、告知がノイズになりづらいし、業務連絡が飛び交う情報過多なSlack上でも、目に留まりやすいし、メッセージとして受け取ってもらいやすかったと思います。

実際のSlack投稿

sakas:めちゃくちゃ可愛かったですよね。

dakara:また、今年のテーマは「感謝・賞賛を伝播させる」だったので、告知施策として、バクハツのカウントダウン期間に、freeersによる映像メッセージをSlackに投稿していました。
生の「ありがとう」の声を届け、受け取り、それをみんながスタンプで賞賛する。freeersを巻き込み、イベントを自分ごと化として盛り上げられた良い施策になりました。

〜ありバクくん誕生裏話〜

dakara:「ありバク」のメッセージ投稿システムはfreee独自のツールなのですが、CIOのtosaさんによって開発されたものだったので、リスペクトとレコグニションも込めて、tosaさんに似せたありバクくんを最初は考えていて…

sakas:そうだ!最初はそうだったわ笑!だから人面魚みたいな感じにして笑!

dakara:髪の毛やメガネが最初はあったんだけど、ちょっと可愛さが・・・欠けてしまって、、、今回は断腸の思いで、要素はなくしました。

kussy:断腸の思いだったんだ。

dakara:代わりに口癖を「ありがトサ〜」にしました。

sakas:そうですね!今年からできましたよね。「ありがトサ〜」自体も。SlackのReacjiも新しいの色々できたし。すごいムーブメントだったなと思います。

dakara:あ。ありがトサ〜。

ありがとうが爆発する配信

dakara:2月14日当日は2つのイベントを開催しました。一つはこれまでありバクシステムを通してfreeersから送られた感謝のメッセージを一斉送信=爆発させるLIVE配信コンテンツ「ありバクの儀」。もう一つは、バレンタインイベントにちなんで、freeersおすすめのお取り寄せスイーツを提供する「ありバクーンティー」です。


ありバクの儀とは、投稿されたメッセージをバクハツさせたり、
またみんなの感謝・賞賛を紹介するコーナー。
ありバクーンティーとは、社内でリクエストのあったお取り寄せ推しスイーツやfreersによる手作りスイーツ・ドリンクを提供する場。

sakas:ありバクの儀の配信を担当したのがkingさんでしたけど、今年の配信はどうでした?

dakara:まず、配信企画をやるにあたり、Culture Infraの2人と打ち合わせで「どこまでやれますか」と聞いたら、「dakaraさんがオーナーとしてやりたいことは何ですか?それベースで考えましょうよ」と言ってくれたのが本当に心強くて。まさに理想ドリブンだったし、リソースが限られた中でも、Culture Inflaの2人なら何とか形にしてくれる、かつ期待以上のものを用意してくれるという安心感がありました。

king:これまではオンラインの配信のクオリティが低くても大崎ネスト(本社オフィス)はオフラインで見ればいいのでなんとかなっていた部分はあるけど、地方ネストの拠点も人員も増えている中で同じ体験を届けるという意味で、オンラインの体験向上はしないといけなかったな、と。その中で、チームの人的リソースも増え、クリエイティブ制作に長けたdakaraさんも入ったことで配信のフレームも作ることができて、配信クオリティを上げられたことは僕らとしても嬉しかったです。

ありバクの儀のフレーム

sakas:うんうん。

king:で、昨年はkussyがasobibaを練り歩きながらお菓子を紹介していて、スマホでGoogle meetに入ってGoogle meet越しでasobibaの様子を見るというクオリティだったけど、今年は専用カメラを出して映像を届けたので、クオリティは爆上がりしたと思ってるし、僕らもやってて楽しかったなと。

司会のがマイクを持ってお菓子を説明している画像

freeeの配信設備についてもっと知りたい方はkingのnoteをどうぞ。

king:昨年は外注してたんですよね。カメラも音声も業務委託さん呼んで。で今年はコンテンツ制作も含めてフル内製。そういうところはやっぱり、僕らの出したい色というか味というか出せる環境が整っていたのかなと。直前までいろいろ修正できるし。

sakas:そうすね。

king:いろんな素材も前日までにありゃなんとかなるし、僕らのスタンスとしてもなんでもこい!って感じだったので。そこはやっぱりスピード感持ってできたかなと。

sakas:個人的にはありバクの儀が終わって、スタジオのサブでも拍手が起きたのは印象的だったかなと。なんかすごいイベントになったな的な。

king:お昼の13時〜14時の放送なのに、200人以上配信を見ていて。

sakas:そうですね。強制のイベントじゃないけど、これだけ参加してくれるっていう。

dakara:司会の2人も、事前の準備段階から前のめりに企画に携わってくれたり、やるからには成功させたい、と運営と同じ気概でいてくれたり。
ありバクに限らずですが、社内イベントに対してfreeersの協力的な姿勢や、関心度や貢献度の高さは異常ですよね(とっても良い意味)。ある意味、カルチャーショックでした笑

kussy:その中でも、今年のみんなの参加率は高かったし、昨年より達成感があったなと思っていて。昨年ってWorkplaceで配信したけど、たぶん100人も視聴していない。しかも見やすい12時〜13時で。でも、今年は13時〜14時でお昼のピークの時間帯ではないし、Google meetで配信をやっていてWorkplaceと違ってタイムラインに流れてきて受動的に見る感じでもないし。けっこうハードルが高い中でこれだけ見られていてどういうこと?ってなった。

sakas:ですね。

kussy:それだけ告知を頑張ったってことだと思うし、今年はありバクくんっていうキャラクターを作ったことがよかったかなと。やっぱり同じ人がずっと同じことを言ってるとうざい。去年も告知の投稿をしてもどんどん「いいね」の数は減っていく状態だった。だけど、お菓子に関する投稿をした時だけいいねが増えるっていう笑

sakas:食べ物だけ食いつきがいいっていうね!

kussy:そう!それがありバクくんにした途端にReacjiが毎回ちゃんとつくし。

kussy:もともとありがとうを送り合うありバクのイベント自体はいいものなので、参加率を上げたいよねという話をdakaraさんとしていて、告知の投稿数でいったらそんなに変わってないかもしれないんですけど、ありバクくんを作ったことによって今回はライブ配信の参加者の数に結果出たなと思ってますね。

ありがとう爆発件数増でもあえて共有したい課題

sakas:最高でしたね。ということでありバク自体大成功だったと思うんですけど、このnoteを作ろうって話をdakaraさんにした時、「あえて課題だったことも共有する」が大事なんじゃないかと言われて。


freeeの価値基準の一つ「あえて、共有する」

freeeには「あえて、共有する」という価値基準があります。途中段階で共有することでフィードバックしてもらったり、成功・失敗の結果を共有することで新たなフィードバックをもらう事で、全社として共通の学びとしたり、あらゆる場面で「あえて共有」することが推奨されています。

参照:freee 採用サイトカルチャー

sakas:なので、あえて聞きたいんですけど、課題ってありました?

kussy:ありがとうを送られた人ではなく、影の活躍者をレコグニションしたいというのがあって。でやっぱり全社の表彰とかってshains(freeeでいう正社員のこと)が対象だし、やっぱり目立っている人が表彰されていると思うんですよ。

sakas:うんうん。

kussy:だけど本当は縁の下の力持ちみたいなポジションで組織をまたいで感謝されるような人がいて、その人たちを抽出してレコグニションしたいというのがあった。で、それ実際やったんですけど、各組織ありがとうをもらっている人1位しかありバクの儀では発表しなかったんで、社内の有名人しか出てこなかったんですよね。

sakas:そうか・・・

kussy:あの順位を10位まで見てみたらすげーおもしろい人いたんじゃないかっていう。

sakas:ああ・・・

kussy:こんなポジションでこんな頑張っている人いたんだ!知らなかったわ!みたいなアプローチは来年やってみたいですね。

sakas:でも、まあ、来年は事前確認しておけばできますよね。kingさん何かあります?

king:まあ、でもあれですよね。送って終わりではなくて、お菓子を用意している理由ってそこに人が集まって、日頃の感謝の思いを共有する場にする目的があると思うんですけど、どうしてもお菓子持って自席に帰っちゃう人もいるし、それは体験としてよくない。

sakas:うんうん。

king:それは社員の心持ちの部分もあると思うけど、そういったところをいかにasobiba内で完結させるかみたいな。普段会話したことない人が会話するきっかけを作れるような環境を設計するのは今後の課題かな。それはありバクに限った話ではないですけど。

king:あ、でも社内の有志の方でお菓子を作ってくれたりとかコーヒーやお茶を淹れてくれた人が目の前で提供してくれたのはよかったですよね。

sakas:それはよかった!

king:だから難しいけど、お菓子を推薦してくれた人がそれぞれそこに立っていて、なんか会話生まれてみたいな感じだといいすね。

ありバクでは当日置かれるお菓子をfreeeにいる人が推薦できる仕組みになっています。

sakas:それ来年やりたいですね。

dakara:sakasさん何かありますか?

sakas:今年でいうと投稿数は上がったけど、投稿者率は下がっちゃったので、もう少し上げていきたいですよね。

kussy:ありバクのイベント自体がどこに届いていないのかも知りたい。

sakas:確かに。セールスの人に聞いたらありバク前日まで明日がありバクだって知らなかった人もいたので。会社の一体感を持たせる意味合いでも認知度を上げたい!

まとめ

いかがだったでしょうか?毎年やっているイベントでもその時の社内のコミュニケーション課題に合わせてイベント自体に本質的に向き合い、でも遊び心忘れることなくイベントを制作してきたからこそ、たくさんのありがとうが爆発したのだと思います。

ここまで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました!

freeeは「あえ共freee」というマガジンから、freeeの事業や組織に関する情報を「あえて、共有」しています!ぜひフォローをお願いします。


撮影担当:IT Produce Culture Infra所属 one


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