大豆よろず

気に入ったものはとことん見て楽しむ雑食です。アニメマンガ映画の感想やちょっとした考察を…

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気に入ったものはとことん見て楽しむ雑食です。アニメマンガ映画の感想やちょっとした考察をちょこちょこと挙げていくつもりです。よろしくお願いします。現在コエヲタヨリニの二次小説を連載中。

マガジン

  • あたしと貴方のなんでもない日々

    北上アイと南下ユウの同棲生活。二人の何気ない日々を綴ったフィクション小説です。 一次創作。百合小説。

  • コエヲタヨリニ

    あみそ組さんのゲーム「コエヲタヨリニ」シリーズの二次創作です。主人公は完全オリジナル。オリキャラ多数登場。 更新頻度は三ヶ月に一回か月に一回とかなり不定期です

最近の記事

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はじめまして

アニメやマンガ、小説や映画が好きな雑食オタクこと大豆よろずです。 感想やちょっとした考察の他、二次創作。また料理や日常を書いていくつもりです。

    • パレスチナに自由と平和を 詩作

      この腕を あったかくて強い腕はいつも頭を撫でてくれた 次の日には黒焦げになって帰ってきた 柔らかくしなやかな腕はいつも抱きしめてくれた 次の日にはバラバラになって帰ってきた それ以外は無くなっていた ねえ、かえしてよ。 見える世界 あの店は美味しかった。天国みたいな味だった。 それは欺瞞だった。 遊戯に耽る子供のように銃を振りかざす兵士を彼等は助けていて。 私は地獄を詰めたモノを吐き出したくなって。 吐けない代わりに捨てた。 私の宝 初めて刺繍をした。 オリーブとハ

      • バレンタインデイ キッス❣️

         今日、初めてバレンタイン菓子を作った。  チョコケーキを作った。炊飯器とホットケーキミックスを使った簡単なやつだ。  家中チョコの匂いがする。  これを冷蔵庫に入れて明日の朝に食べるんだ。  わっふー! たんのしみぃ!

        • あたし(私)と貴方(アタシ)のなんでもない日々 第3話

          第3話 餅パしすぎた  お雑煮と付け合わせの肉味噌と胡桃味噌と納豆を並べたテーブルは最後の餅を待っていた。 「まだ」 「まだ」 「まだ?」 「まだまだ」  背中にひっついてるミノムシじゃなかったユウをなだめてると、電子レンジが鳴った。 「磯部焼き! 磯部焼き!」 「ヤケドすっから軍手で取りな」  猫手猫舌なユウはさっそくやらかした。あちっあちちっあっちちちちっと踊ってるバカの手からモチを取り上げて冷やす。ほんと世話の焼けるヤツ。 「この餅は私の餅」 「分かったから落ち着いて

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        はじめまして

        マガジン

        • あたしと貴方のなんでもない日々
          3本
        • コエヲタヨリニ
          18本

        記事

          わかれ

          あなたと 同じ時を 歩みたかった きみと 同じ景色を 見たかった 忘れられたら 楽かもしれないけれど あなたの香りを、瞳を、聲を忘れたくなくて ここが カラッポになるまで 雫を流しつづける きみが 前に進むには わたしがいなくなったらいいのだけど それだけはイヤで あなたの涙に胸を痛めなから 忘れてないでと、密かに笑う。 たくさん 伝えたことが あるのに 言葉は 一つに なる どうか し あ わ せ に

          コエヲタヨリニ 一が消えて零が生まれて 前編

          *あみそ組さんのゲーム「コエヲタヨリニ」の二次小説です。主人公が完全オリジナル。オリキャラ多数登場。いろいろ捏造。  僕はちょっと変わった子どもだったと思う。 『ねえねえ、おねえちゃん。どうしてにんげんはことばをはなすの? なんでおおくのことばをもってるの? うちゅうじんはどんなことばではなすの?』  物心ついた時から僕は言葉に疑問を持っていた。なぜ、人間は多くの言語を持つのか。どうして人間だけ言葉を話すのか。本当に人間しか言葉を持たないのか。  姉の白衣の裾を引きながら尋

          コエヲタヨリニ 一が消えて零が生まれて 前編

          コエヲタヨリニ 距離10cmの勉強会

          *あみそ組さんのゲーム「コエヲタヨリニ」の二次小説です。主人公が完全オリジナル。オリキャラ多数登場。いろいろ捏造。  紀伊島屋書店の一角。夏休みの課題用に書く感想文の本を探していたりのは相川の後ろ姿を見て声をかけようとした。が、出来なかった。 (なにあの量!?)  相川の脇には分厚い本が三冊挟まれていた。本のタイトルは見えないが、本の分厚さから専門書であろうと自他共におバカなりのでも察した。 (こ、これが大学生ってやつか〜〜!!)  他の大学生が聞けば「そこまで買わねえよ!

          コエヲタヨリニ 距離10cmの勉強会

          ヴェルシュナss

          *リバース:1999の二次創作です。ゲームのネタバレが入っています。 *ヴェルティ×シュナイダー、シュナイダー×ヴェルティです。 *本編沿い、短いのばかりです。 *みかんショックが収まりきらないうちに書きました 摘み取ったミカンは(ヴェルティ視点) 苦い。苦い。とても苦い。苦くて食べられない。 食べたくない。  なのに、手が止まらない。食べちゃダメなのに、摘んではならないのにーー。 「政府の旦那、○○して 」 ーーさようなら。 吐き気がするほど、まずかった。 外さな

          ヴェルシュナss

          陳情書を出したのは

           10月25日(水)大阪府議会宛の陳情書が入った封筒を郵便局に届け終えた私は一つ息を吐きながら採択されることを祈った。  陳情書とは言っても、自分の手で書いたものではなく、STOPインボイスさんが作ってくださったサンプルをコピーして使わせてもらった。  大阪府議会に陳情書を出そうと思ったのは単純に提出されていなかったことと自分が大阪に住んでいるから。それだけである。  まあ、あとは陳情書の数が多ければ多いほど無視できなくなるだろうというザックバランな計算と大阪しっかりせえや万

          陳情書を出したのは

          少女の命は死神で出来ている 前編

           嗅ぎなれた死のにおいを辿ると少女が横たわっていた。真白の部屋、枯れつつある花、少女の腕に刺さっている管と管を通して補給される袋内の栄養、上下に動く電気信号を映した機械、少女の顔半分を覆うマスク。ここが【仕事】でよく行く病院であることを死神は理解した。  蝋燭のような顔色でか細く呼吸をする少女は人間なら同情するほどに弱り切っていたが、死神は人間ではないので同情しなかった。  緩慢に少女の瞳が開いた。瞳に力は無くか弱い光が反射している。そばに立つ死神を視認した少女の反応は死神が

          少女の命は死神で出来ている 前編

          私と書いて最低と呼ぶ

          私は最低だ。 久しぶりに会った人との会話で落胆を覚えた私は逃げるように家に帰り、思い返して自己嫌悪に至った。 「物価えらいことになってますね」から始まった会話からインボイスに入り、そこで私はインボイスや消費税がいかに酷いのかを話した。 消費税の不公平さ。インボイスによってさらにどれだけの人が苦しめられるのか。日本がもっと酷いことになることを、拙いながらも話した。 ちゃんと話せば分かってくれるはず。そうだね世の中を変えていこうって頷いてくれるはず。そう思っていた。 け

          私と書いて最低と呼ぶ

          コエヲタヨリニ 波乱のファミゼリア

          *あみそ組さんのゲーム「コエヲタヨリニ」の二次小説です。主人公が完全オリジナル。オリキャラ多数登場。いろいろ捏造。    プルルル。プルルル。補習から解放されて喜んでいた時、スマートフォンが鳴り出した。 「相川さんからだ。珍しい……」  即座に応答ボタンを押して耳に当てたりのは尋ねた。 「うん、もしもし、どうしたの?」 『来週の日曜日、予定空いている?』 「うん。空いてるよ」 『その……よかったら、一緒にファミゼリアに行かない?』 「え……」  青天の霹靂とはこのことだろう

          コエヲタヨリニ 波乱のファミゼリア

          平和(たいらのどか)とEUの話

          *自分なりに調べた本の内容をふんわりざっくりまとめた短い話 *キャラについては『平和(たいらのどか)とお金の話』を見てください。 平和「EUが出来た理由や経緯について話す前に、まずEUは何の略か知っているかしら?」 日和「欧州連合の略ですよね。それぐらいは知っています」 平和「じゃあ、その前身がECって呼ばれていたのは知っている?」 日和「EC? 電子決済か何かですか?」 平和「それは別の意味の電子商取引。ECはEECやECSCやユートラムと三つの共同体を合わせて作られた組

          平和(たいらのどか)とEUの話

          平和(たいらのどか)とお金の話〜ざっくりまとめ〜

          *いろんな方の漫画や本を読んで自分なりに軽くまとめたものです。 *台本形式のssです。 〜キャラ紹介〜○平和(たいらのどか)勉強を呼吸のように楽しんでは日々の移り変わりを詩にして日々を送る平和を愛する女性。ゆえに自分の平和を邪魔されるのが大嫌い。 ○日和(ひより)平和と同じ学校に通ってる後輩。日和見主義なところが目立つ。 ケンカは怖い。ピリッとした雰囲気を感じ取ると涙目になる。 趣味は商店街巡りと食べ歩き ○リリィ・ベラトリックス。通称リベ子。オタクに理解のあるギャル。語尾

          平和(たいらのどか)とお金の話〜ざっくりまとめ〜

          私が彼女に告白できたのは

           私にとって人生で大きな選択といえば沢山あるが、一番は大学のサークルに入ったことだろう。  大学三回生の後期、私は幼馴染に恋愛感情を抱いていることに気付いた。幼馴染とデートをする夢、キスをする夢、口では言えないあれやそれやをする夢を何回も見ていたら否が応でも気付いてしまう。まあ、それだけならまだ良かったけど、幼馴染は同性だ。  つまり自分は同性愛者で俗に言うマイノリティというやつで、私はこの時、居場所が欲しかった。  LGBTQに属する人たちの集まりに入りたかった。そこで自分

          私が彼女に告白できたのは

          コエヲタヨリニ 心地よいニュアンス

          *あみそ組さんのゲーム「コエヲタヨリニ」の二次小説です。主人公が完全オリジナル。オリキャラ多数登場。  相川生未の日常はヘルプアシストAIによる目覚ましから始まる。 《おはようございます。朝です。今すぐ起きてください》 「うう……あと、五分……」 《でないと、イタズラしますよ》  ボサノバのBGMを流しながら乙女ゲームに出てきそうなセリフをのたまうMoriに相川の意識は夢の畔を抜け出して現実の丘に辿り着いた。 「……人工知能がどうやって三次元にいる僕にイタズラを仕掛けるんだ

          コエヲタヨリニ 心地よいニュアンス