よわよわ雑記 2023/2/9(木)

乱数に弄ばれ右手が腐る今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。私は手札一面のクソミドリを目の当たりにして爆発しました。

何だこの手札!?




捕食インフェルニティについて2(構築編)

閑話休題、本題に入ろう。
前回は捕食新規が来て組めるようになった事、インフェルニティとしては異例のスロットアドの代わりに初動が脆い事について説明したが、引き続き捕食インフェルニティの説明を行っていきたい。今回は構築編ということで、私がガン緩和までランクマッチで使っていたFTK型捕食インフェルニティの構築を見ながら、採用札の意図や考え方を説明していきたい。
そして前回宿題として出した「デーモンの投入枚数が1枚でいい理由」だが、結論を先に言うと「素引き札以外は特に理由が無いなら展開ルートで使う枚数だけあれば良いから」である。

デッキレシピ

指名者3枚入れた上で手札誘発に8枚、捲り札に2枚使える、素晴らしい

インフェルニティが5枚しか入っていないがデッキコンセプトのFTKのルート上欠かせないから別にいいのだ。

先攻のプランに制圧ではなくFTKを採用した構築のインフェルニティで、FTKは制圧型と比較して制圧用のカードの分自由枠が増え、その自由枠に後攻のプランを用意できる。

先攻でやる事は簡単、オームを着地させて弾10発射出するだけ。その弾も自身を1発分にカウントでき、残り9発は盤面整理がてらに射出したり覇王スタヴェ(ミラージュコピー)とガンでネクロ2体蘇生してデーモン反復横跳びさせれば事足りる。10回射出するまでのルートは再現性の高いものを組んでいるので後述。

後攻は自由枠に入れた手札誘発で相手の展開をこかして後はがんばる。
一応捕食ギミックがペンデュラムまで通ればユニコーン素材アクセスコードで除去を2回撃てるし打点も覇王スタヴェと合わせて5300+2800でリーサルに届く。完全耐性持ちも6素材アライバルはヴァレソで一方的に殴り倒せるしクルヌギアスでリリースしてもいい。

FTKルート

このデッキにおけるFTKのルートは以下の通りとなっている。デーモンをP召喚するまでの動きは前回を参照して欲しい。

オフリス始動デーモンP召喚から
①デーモンefネクロAサーチ、ケルビーニリンクリデーモン素材スカルデットLSefネクロAss

②ネクロAefデーモンssミラージュサーチネクロAスカルデット素材FマジシャンLS

③Fマジef覇王スタヴェFS

④トリアンティスefデーモンに捕食カウンター設置Fマジシャンefミラージュss

⑤デーモンに捕食カウンター乗ってるからビブリスプss、レベル1になってるデーモンリリースしてリンクリss

⑥ミラージュefネクロAデーモンssデーモンefガンサーチ発動

⑦ビブリスプリンクリデーモン素材キュリオスLS、キュリオスefオーム墓地、キュリオスefデッキトップ3枚墓地

⑧キュリオスFマジシャン素材クロシープLS

⑨ネクロefデーモンssネクロBサーチ、クロシープefオームss

⑩ガンefネクロB墓地、覇王スタヴェef墓地のミラージュコピー、オームefネクロAデーモン射出

⑪覇王スタヴェ(ミラージュコピー)efネクロABssネクロAefデーモンssネクロAデーモン射出、ネクロBefデーモンssネクロBデーモン射出

⑫ガンefネクロABssネクロAefデーモンssまとめて射出、オーム射出

これでエクストラの消費はケルビーニ、アンブロ、リンクリ、軌跡の魔術師(おろ埋始動のスケール確保要員)、スカルデット、Fマジ、覇王スタヴェ、キュリオス、クロシープの9枚となっており、残りの6枠にアクセスやヴァレソ、クルヌギアスといった大型の脳筋リンクによる後攻の勝ち筋を用意できる。

従来のFTKルートは3体素材ダランベルシアンでサーチしてヌトスやスカルデットから特殊召喚するなどエクストラ消費が重かったため、手前味噌にはなるがそのエクストラの消費が少ない点もこのルートの長所だと考えている。

メインギミック

上述のルートを踏まえてメインギミックのカード枚数を調整する場合、まず引いたら困る(デッキに1枚は居て貰わないと困る)カードであるダーリングやトリデは2枚積みが望ましい。ビブリスプも1枚でもいい説はあるがアンブロで出したいカードかつ1枚だとおろ埋始動で引いて死ぬので2積み。Gでスモワを起動する場合はデッキから飛ばす☆3地属性が欲しいため魔サイも2積みとなっている(「わらしも☆3地属性やん」という事で現在の構築では1枚になった)。

また、デッキを構築する上で基本的に素引き札は展開ルートの初動札か自由枠のカードに限定したい。と言うのも、素引きの上振れ札を考慮するくらいならルートを通す確率を上げるよう構築した方が強い。そのため、展開ルートや自由枠(指名者・手札誘発・捲り札等)に関わらない贅肉である死者蘇生などを増やすのは好ましくない。

この構築における初動札は、
・オフリス
・ロンファ
・おろ埋
・スモワ+(インフェルニティ、オーム、トリアンティス以外のモンスター)
の4種類が基本となる。
デーモンと簡易融合素引きなども動けるが挙げだすとキリが無いため割愛とさせて頂く。

オフリス、ロンファは初動札のため入れられるだけ入れる。ブフォリキュラはおろ埋始動だと2枚使用かつ素引きしても大丈夫なので2積み。トリアンティスは引いて困るカードじゃないので1枚。

そしてインフェルニティの枚数だが、これは展開ルートで使う枚数だけ入れている。デーモン素引きはスケール揃うだけで動けるのだが、そのスケールを揃える(=簡易融合サーチしてアンブロを出す)過程で☆3×2からケルビーニ作る事でサーチできるため1枚で良い。3積みで素引きする確率の33.75%と初動札を引く確率76.3%のどちらがより有効かなんて火を見るより明らかである。
オームに関しても引いて困るカードではない(むしろキュリオス出す分の動きが省ける)ため1枚だけの採用となっている。

エクストラデッキ

ケルビーニ、アンブロ、リンクリ、軌跡
→初動札なので必須。これらを使ってスケール揃えてデーモンP召喚してやっとゲーム開始になる。
軌跡を使うのはおろ埋始動の場合で、ルートは次のようになる。
①おろ埋efビブリスプ墓地ビブリスプefオフリスサーチ
②オフリスnsefダーリングssef簡易融合サーチ
③オフリスダーリング素材ケルビーニLS、コストで魔サイ墓地、魔サイefトリデ墓地トリデefデーモンサーチ
④簡易融合efアンブロFSefトリアンティスサーチ、アンブロリリースしてブフォリキュラAss
⑤ブフォリキュラケルビーニ素材軌跡LSefブフォリキュラBサーチ
これで手札にスケールとデーモンが揃い、手札のデーモンと軌跡の素材としてEXデッキに行ったブフォリキュラAがP召喚されるので、軌跡と合わせて最低でもリンク値4となり3体素材でスカルデットをリンク召喚できる。

スカルデット
→P召喚したデーモンでサーチしたネクロを出すため採用。ガン緩和後は手札からの特殊召喚が1回だけで良くなったのでFマジと席を奪い合う。

Fマジ
→展開ルート③④の動きで必要なので採用。ガン緩和後はミラージュの枠が2枚目のガンとなり手札からの特殊召喚が1回だけで良くなったのでスカルデットと席を奪い合う。

覇王スタヴェ
→融合版アイドラ。Fマジやクロシープを起動しつつミラージュコピーして射出用の弾をリロードする。ガン緩和後は自身も弾になった。後攻ではダメージ貫通という隠された効果が活躍したりしなかったりする。

キュリオス
→オームを墓地に落とすため採用。

クロシープ
→キュリオスで落としたオームを吊り上げるため採用。後攻でもネクロを吊り上げるカードとしてリンク値稼ぎに貢献する。

マスカレーナ
→P召喚以降で止められた等、FTKできない場合の妨害手段として採用。主に相手ターンにユニコーンやクルヌギアスをチラつかせて威嚇する。

フェニックス、ユニコーン
→後攻の除去要員。フェニックスは伏せを割るため。ユニコーンもデッキバウンスで盤面に触ってアクセスコードを5300にするのが目的。FTKにおいてもP召喚し過ぎた際の盤面整理に使う。

ヴァレソ、アクセス、クルヌギアス
→後攻で殴り倒すフィニッシャーとして採用。基本的にアクセス出して盤面荒らして5300パンチを優先するが耐性持ちにはヴァレソ出してぶん殴ったりクルヌギアスで吸ったりする。

自由枠のカードおよび採用理由

墓穴、抹殺・・・先攻で展開する権利なので入れられるだけ入れる。また、率先して引き込みたいカードなのでデッキ枚数を40枚に抑えて少しでも引き込む確率を上げている。抹殺用のカードは自由枠の範囲で適宜調整

うらら・・・Gを潰せる札かつ貴重な後攻のプランの1つなので3積み

わらし・・・アンブロのサーチ効果が強すぎて(範囲広すぎて)わらしに反応されるので抹殺で指名する枠。抹殺以外にも斬機の超階乗、神碑の泉、烙印の赫と環境相手に効く場面が多いため増やしていいかも

増G・・・抹殺も含めてG潰す札6枚にするため搭載。仮に引いてもスモワやオフリスのコストにすればいいし後攻でもぶん投げたら妥協盤面で相手が立ち止まってくれたりするから枠の消費以上のデメリットは考慮しなくていいと考えてる

泡とヴェーラー・・・基本的に抹殺枠。泡は後攻の切り返しにも使える点とスモワに使えない点を鑑みて2積み

ライスト・・・後攻札のバック除去担当、先攻の勝ち筋を優先してお守りに1枚だけ入れてる。神碑には無力だから運が無かったと割り切る

一滴・・・後攻札の前の妨害無力化担当、お守り代わりに1枚入れてる。チェーン不可の範囲を増やせる、手札コストで墓地効果を起動できる点から結界波より優先

なお、スモワは手札誘発も混みでサーチ経路を用意しているので実質的に自由枠と同じ扱いとなる。

採用を見送ったカードについて

1.ワンフォーワン

満足で手札コストなんて(笑)と思った人、後で職員室に来るように

一見したら召喚権を使わずにビブリスプを出せるので、リンクリボーの素材にしておろ埋始動のルートに入れると思うかも知れないが、初手緑一色をやらかすような奴が手札コスト用のモンスターを初手に2枚も安定してドローできると思うだろうか?いや、無い。
とはいえ、デッキ40枚に対しモンスターは27枚で期待値的にはセーフなのも事実なので右手に自信がある人は魔サイやビブリスプ辺りと1枚入れ替えてもいいと思う。

2.セリオンズ出張セット(レギュラス1リング1ボレア3の計5枚)

ボレアからセリオンズ動かせる時点でおろ埋ビブリスプかオフリスが通っている。どうして・・・

捕食が植物族なので無理なく投入できる&メイン5枠の消費で済むため手札誘発対策に使えないか検討していたが、レギュラスを出すためのボレアを出すためには墓地に植物族を置く必要があり、誘発対策を置く前に動かざるを得ないと本末転倒なので見送った。とはいえ手札誘発を食らった場合の立ち止まれる場所としては十分過ぎるので入れてみるのも面白いかも知れない。

最後に

せっかく明確な初動札があるため、決め打ちで動ける部分は決め打ちで動いた方がプレミも減って良い。また、デッキを構築する上でどういう意図でカードを採用したのか理由を説明できるようにしておくと、構築の改善点を発見しやすくなるので強く推奨している。特にルートとか考えずにジェネラルとかデュガレス突っ込んでそうなエアプメディア、お前の事だぞ

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